ブルーライトは肌にも影響する?その理由や知っておきたいおすすめの対策

ブルーライトが肌におよぼす影響とは
●スキンケア

スマホやパソコンなどのディスプレイから発せられる「ブルーライト」。“疲れ目”といった目への影響はよく知られていますが、実は肌にも影響があるのをご存知でしたか?
とはいえ、今やなくてはならない生活必需品といっても過言ではないスマホやパソコンなどの電子機器。もはや避けることは難しい!という方も多いはず。
そこで今回は、ブルーライトが肌におよぼす影響や、肌を守るための対策などをご紹介します。

ブルーライトが肌に影響をおよぼす理由

光には「目に見える光」と「目に見えない光」があります。そのうち目に見える光は「可視光線」と呼ばれ、ブルーライトはこの可視光線の一種として存在する青い光のことを指します。
可視光線の波長は400〜780nm(ナノメートル)ですが、ブルーライトの波長は380〜500nm。つまり、ブルーライトは可視光線の中でも非常に波長が短いもので、光は波長が短いと周波数が高くなる性質を持つため、それだけエネルギーも強い光であるといえます。
また、シミ・そばかすなどの原因ともなる「紫外線」の波長は400nm以下とされていて、その数値からも、ブルーライトは紫外線とすぐ隣あわせに位置していることがわかります。
こうした理由から、ブルーライトはUV-A、UV-Bに次ぐ「第3の紫外線」とも呼ばれ、肌にもさまざまな影響を及ぼすといわれているのです。

どのような影響がある?

ブルーライトが肌におよぼす影響とは

では、ブルーライトによる肌への影響にはどのようなものがあるのでしょうか。

シワ・たるみ

ブルーライトは紫外線の中でもUV-Aの波長に近く、肌の真皮層にまで到達します。
真皮層には、肌のハリや弾力を育むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作る線維芽細胞が存在しますが、この細胞がブルーライトによってダメージを受けることで、コラーゲンなどの産生機能の低下を招き、シワやたるみの原因となることがあります。

シミ・くすみ

ブルーライトはメラニン色素の形成を促す活性酸素を発生させるため、日常的にブルーライトを浴びることで、シミが生まれやすくなります。
また、ブルーライトを浴びた肌は乾燥しやすくなり、ターンオーバーも乱れがちに。ターンオーバーが乱れると古い角質が溜まって角質層が厚くなり、肌のくすみも招いてしまいます。

さらに、ブルーライトは睡眠ホルモンといわれている「メラトニン」の分泌を抑制するとも。睡眠の質が低下することでターンオーバーが乱れ、シミやくすみの原因につながることもあります。

ブルーライトから肌を守るための対策

ブルーライトが肌におよぼす影響とは

ここでは、ブルーライトから肌を守るために効果的な対策をご紹介します。

ブルーライトを浴びる量を減らす

まずは浴びる量をできるだけ減らしましょう。
以下のような工夫を心がけることで、その量を減らすことができます。
・ディスプレイの色温度を下げる
・ディスプレイにブルーライトカットフィルターを貼る
・ブルーライト対策用の眼鏡を使用する
・スマホを見ない時間を意図的に作るなど、デバイスの使用制限を設ける
・就寝前にはスマホやパソコンの使用を控える

抗酸化作用のある栄養素を摂取する

ブル―ライトによって発生する活性酸素は、肌の老化を促進させることが分かっています。
そのため、日頃から抗酸化作用のある栄養素を摂り入れましょう。
中でも、ビタミンA・C・Eを豊富に含む食材を積極的に摂取するのがおすすめです。
・ビタミンAが豊富な食材…ほうれん草、ニンジン、うなぎ、レバーなど
・ビタミンCが豊富な食材…赤ピーマン、ゆず、ブロッコリー、じゃがいもなど
・ビタミンEが豊富な食材…ナッツ類、ドライトマト、ツナ缶、いわしなど

適切なスキンケア

適切なスキンケアを心掛けることで、ブルーライトによる肌への影響を軽減させることができます。丁寧な洗顔、十分な保湿をしながら、日中はブルーライトカット効果のある日焼け止めを塗りましょう。

最後に

日常生活には欠かすことのできないスマホやパソコンだからこそ、その影響も十分に理解しながら、万全に対策をしておきたいもの。ご紹介した対策法で、ブルーライトからしっかりと肌を守ってあげましょう。

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