注目の成分ナイアシンアミドの美容効果を徹底解説!

ナイアシンアミドとは
●スキンケア

肌荒れ・シワ改善・美白効果が期待できると話題の成分ナイアシンアミド。化粧水・美容液など、国内だけでなく海外コスメでもナイアシンアミド配合の商品が注目されています。
今回はそんなナイアシンアミドについて、その効果や取り入れ方のコツなどをご紹介します。

ナイアシンアミドとは?

ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミドとは、ニコチン酸アミドとも呼ばれる、水溶性のビタミンB群(ナイアシン)の一種。厚生労働省に効果があると認められた医薬部外品の美白・肌荒れ改善・シワ改善の有効成分です。スキンケアに取り入れると高い美容効果を発揮するため、さまざまな化粧品に配合され注目を集めています。

敏感肌にも使いやすいおだやかな作用が特長

ナイアシンアミドの特長の一つとしてあげられるのが、低刺激設計であるという点です。ビタミンB群の一種であるナイアシンアミドはもともと体の中に存在する成分なので、肌への作用もおだやか。そのため、敏感肌や乾燥・寒暖差などでデリケートに傾いている肌にも使いやすい成分だとされています。

ナイアシンアミドのもたらす効果をチェック!

ナイアシンアミドとは

美白作用(医薬部外品の有効成分)

肌が紫外線などの刺激を受けると、メラノサイトと呼ばれる細胞がメラニン色素を生成。このメラニン色素が表皮細胞に運ばれ、色素沈着することでシミとなります。 ナイアシンアミドは、生成されたメラニン色素が表皮細胞に受け渡されるのを抑制することで、シミやそばかすを防ぐ効果があります。

シワ改善(医薬部外品の有効成分)

体の弾力性や肌のハリをキープするエラスチンやコラーゲンの産生に関わる線維芽細胞へアプローチし、コラーゲンの合成を促す作用によってシワを改善。リンクルナイアシンという愛称を持っています。

肌荒れ改善(医薬部外品の有効成分)

セラミドなどの合成を促進することで、肌のバリア機能をサポート。肌荒れ改善や消炎効果が期待できます。

そのほかの効果

紫外線などによる活性酸素の生成を除去することで細胞へのダメージを軽減。シミやシワを防ぐ抗酸化作用のほか、毛穴のつまりやニキビを予防する効果も発揮します。

化粧品だけじゃない! 食べ物からもとれる!?

ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミドは、皮膚や粘膜を健康に保つ栄養素ナイアシンの一部です。ナイアシンは、カツオ・マグロ・鶏むね肉・しいたけ・ナッツ類などに多く含まれており、食事などから摂取できます。ただし油や水に溶けやすい性質をもつため、唐揚げなどの場合は栄養素が半分近く減ってしまうことも。効率よく摂取するには、調理法に注意が必要です。

ナイアシンアミド配合の化粧品の選び方や取り入れ方は?

ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミド配合の化粧品を探す際は、医薬部外品の有効成分として表記されているか、パッケージの裏や公式ウェブサイトをチェックするのもひとつの手。
ナイアシンアミドはゆっくりと肌に働きかけることで効果を発揮するため、じんわりとなじませることができる高保湿アイテムなどで取り入れるのもおすすめです。また、水にも溶けるので、みずみずしいテクスチャーが多いのが特長。ピンポイントで使うのではなく、顔全体に使って効果を狙いましょう。

レチノールと併用してもOK?

ナイアシンアミドと同じように、さまざまな美容効果を持つ成分として「レチノール」がありますが、これら2つは併用しても良いのでしょうか?
その答えはYes!併用しても問題はなく、むしろ一緒に使うことで、それぞれの持つ作用の相乗効果が生まれるといわれています。

レチノールとは?

ビタミンAの一種で、皮膚や粘膜を健康に維持する効果や、抗酸化作用によって肌を若々しく保つ効果が得られる成分。シワ・たるみをはじめ、シミや黒ずみ、ニキビ跡の改善にも期待ができます。

ナイアシンアミド×レチノールの相乗効果は?

レチノールには、表皮細胞の成長を促進しながら水分保持機能を高めシワを目立ちにくくしたり、黒ずみなどの色素沈着を改善したりする作用があります。一方、ナイアシンアミドは、肌の奥(真皮)にあるコラーゲンの生成を促進するため、この2つを併用することで、肌の表面と真皮の両方からシワ改善へ働きかけることができます。

最後に

どんな世代の方にも使いやすく、さまざまな肌悩みにアプローチする注目の成分、ナイアシンアミド。毎日のお手入れに取り入れやすい商品が続々と登場しているので、ぜひ気軽に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか♪ 

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