日焼け止めの新基準「UV耐水性」とは?ウォータープルーフとの違いも解説

UV耐水性とは
●スキンケア

紫外線対策のマストアイテムである日焼け止め。「SPF」「PA」のレベルなどを基準として選ぶことが多いものですが、さらに“耐水性”における新基準「UV耐水性」が設けられたのをご存知ですか。
そんな、日焼け止めの新基準はどのように決められるのか、「ウォータープルーフ」との違いなどもあわせてご紹介します。

従来の日焼け止めの表示「SPF」「PA」とは?

まずは、これまでの日焼け止めに表示されている「SPF」「PA」について、それぞれどのようなことを示しているのかを確認しておきましょう。

SPF

「Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)」の略で、紫外線の中でも波長が短く、短時間で炎症などの肌ダメージを与えるUVBに対する防止効果を示すものです。
「SPF1」を約20分としてその効果の持続時間を表しており、例えば「SPF20」と表記された日焼け止めなら、つけてから約6時間半は紫外線をブロックできると判断ができます。
最高値は「SPF50」ですが、それ以上の効果があるとされる場合は「SPF50+」と表記されます。

PA

「Protection grade of UV-A(プロテクション グレイド オブ UV-A)」の略で、紫外線の中でも波長が長く、肌の真皮層でじわじわと肌老化を進行させるUV-Aに対する防止効果を示すものです。
4段階の「+」で表され、その数が多いほど効果が高いとみなされます。
・PA+:効果がある
・PA++:かなり効果がある
・PA+++:非常に効果がある
・PA++++:極めて高い効果がある

新たに加わった「UV耐水性」とは?

UV耐水性とは

2022年12月から新しく設けられた日焼け止めの効果基準「UV耐水性」は、“水に浸かった後にどのくらい「SPF」を保持できているか?”を示すものです。★(☆)、★★(☆☆)の2段階で表示され、その数が多いほど耐水性が高いことを表します。

「UV耐水性」のレベルの決め方は?

試験方法
①サンプルとなる人体の背中に試料を塗布し、紫外線を照射して16〜24時間後に紅斑の有無を測定。(=水浴前のSPFとする)
②同様に試料を塗布したのちに水浴をして、紫外線照射16〜24時間後の紅斑の有無を測定。(=水浴後のSPFとする)
③①と②で出たSPF値を比較。水浴後にSPFの保持率が50%以上であれば「耐水性効果あり」と判定され、★1つ、もしくは2つで表示することができます。

★と★★の違い
UV 耐水性★…上記試験において、20 分× 2 回(合計40分)の水浴をクリアした場合
UV 耐水性★★…上記試験において、20 分× 4回(合計80分)の水浴をクリアした場合

ウォータープルーフとの違い

UV耐水性とは

現在、日焼け止めなどに表示されている「ウォータープルーフ」も“耐水性”を表しているもので、「汗や水、涙などに強く落ちにくい」という意味合いで使われています。
日やけ止めクリームなどに限らず、ファンデーションやマスカラなどのメイクアイテムにも表示されているものですが、今後はその表記ルールが製品の種類によって変わってきます。

日焼け止め効果を持つ製品の場合

2024年11月30日以降(「UV耐水性」表示の運用開始から2年間の処置期間が経過後)に出荷される製品は、「UV耐水性★」または「UV耐水性★★」の表示がない状態での「ウォータープルーフ」の表記は認められなくなります。

その他のメイクアイテム

従来通り「汗や水、涙などに強く落ちにくい」という意味合いで、単体で「ウォータープルーフ」と表記することができます。

最後に

日焼け止めは、季節や天候、場所など、それぞれの使用シーンに適したものをセレクトするのがベスト。SPFやPAに加え「UV耐水性」も確認しながら、万全な紫外線対策をしていきましょう。

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