ニキビを潰した後はどうなる?潰しちゃった時の対処法は?

女性の顔
●ビューティー&ヘルス

なかなか治らないニキビ。ついつい気になってしまい、指で触ったり、潰してしまったりという方も多いのでは?
今回は、うっかり潰してしまった後の応急処置をはじめ、ニキビ跡の種類やケア方法についてご紹介します。

ニキビを潰すのはNG! 潰さないほうがいい理由とは?

「ニキビを潰すと早く治る!」とよく言われていますが、自分で潰すのは逆に治りを遅くする要因にもつながります。
手指の爪で潰すと、周辺の皮膚にまで傷をつけてしまい、指の雑菌が付着することで炎症を起こします。さらに深く傷がついてしまうと、クレーターのような跡が残ってしまうことも…。
白ニキビなどの中身だけを取り出し、治りが早くなるということもあるかもしれませんが、それは極めてまれなことなのです。

皮膚科などのクリニックでは、専用の器具を用いて行うニキビの皮脂や膿を押し出す「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)」という治療が行われています。専門医でも特殊な医療機器を使わないと圧出治療ができません。なので、跡が残らないように自分でニキビを潰すということは難しいのです。

炎症が悪化した、潰れてしまいそうなニキビができた場合は、自己判断で潰すのはやめてクリニックへ相談しましょう!

もし潰してしまったら? 潰した後の応急処置をチェック!

鏡を見る女性

ニキビを潰さないようにしていても、洗顔やメイクの際に潰れてしまうこともあります。気になって触ったタイミングで潰してしまったというときにも以下の手順でリカバリー!

STEP1:膿や血を拭き取る

血や膿が出たら清潔なティッシュやガーゼを使ってやさしく拭き取りましょう。
潰してしまったニキビは炎症を起こし、化膿しやすい状態です。触りすぎると細菌が入り込んでしまったり治りが遅くなったりする可能性も。触らないようにすることが大切です。

STEP2:流水で洗い流す

出血がおさまってきたら清潔な状態にするため、流水でやさしく洗い流します。消毒液は刺激が強いので控えるようにしてください。

STEP3:抗生剤の塗布

クリニックで処方してもらったニキビ用の抗生剤があれば、清潔な状態にした後に塗布しましょう。

潰れたニキビに痛みが出たり、赤く腫れたりしている場合には、クリニックへ相談し、メイクも極力控えるようにしましょう。

ニキビ跡の種類とそれぞれのケア方法

ニキビ跡の種類

ニキビを悪化したままにしておくと跡が残ることがあります。炎症によって起きやすい3つのタイプをご紹介。特徴を知って、それぞれのニキビ跡に合わせたアフターケアを行いましょう。

赤みのあるニキビ跡

肌の内部で炎症が長引いたり、炎症によって周囲にうっ血が起こったりすることでと、表面に赤みが残った状態。健康的な肌状態であれば、赤みは少しずつ薄くなり、2~3か月ほどで目立たなくなります。

茶色の色素沈着

炎症をおこしたニキビ部分は、メラニンを誘発するため、うっすら茶色いシミのような跡に。
美白有効成分やビタミンCを配合した化粧品を使うことで、少しずつメラニンを排出していきましょう。

クレーター

ニキビを放置したり、触りすぎたり、潰してしまったりすると、炎症が引いた後で肌にクレーターができることがあります。少し凹んだ軽度のニキビ跡であれば、角質除去ができるピーリングを行っていくことで少しずつ効果があらわれます。また、ターンオーバーを促進するレチノール入りの化粧品もおすすめです。
凹みが真皮まで到達してしまった場合は、スキンケアだけでは治りにくいので、クリニックでのケミカルピーリングやレーザー治療といった施術をとりいれるのも◎

今回ご紹介したように、セルフケアも重要ですが、触らない・潰さないがニキビを治す近道。痛みや赤みなどの炎症によってなかなか前進しない場合には、クリニックに相談して適切な治療を受けるようにしましょう。

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