【専門家直伝】夏のお疲れ髪&頭皮を救う、ヘアケア・スカルプケアのポイントとは?

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント
●ビューティー&ヘルス

紫外線が肌トラブルの原因の一つであることはみなさんご存知かと思いますが、実は髪にも大きな影響があります。年齢を重ねるごとに髪のパサつきやうねりが気になっている方は髪もしっかりUVケアしましょう。
今回は夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイントについてご紹介します。

毛髪は紫外線を浴びると乾燥しやすく、もろくなる

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

肌は紫外線が当たると日焼けして肌の色が変化するため、UVケアに対しての意識が向きやすいですが、毛髪や頭皮は紫外線を浴びても自分では変化が分かりづらく、UVケアに意識が向きにくい部分です。
毛髪に関してはメカニズムがはっきり分からない部分も多いのですが、紫外線によって毛髪は乾燥・強度の低下・色素やツヤがなくなるなどダメージを受けているので、肌と同じようにUVケアをした方が美しい状態をキープできます。

髪のUVケアに便利なのはスプレータイプ

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

近年、様々な商品が発売されていますが、毛髪のUVケアで便利なのはスプレー(エアゾール)タイプです。
また、UV効果のあるヘアスタイリング剤なども、ヘアセットするついでにケアができるのでおすすめです。
種類も豊富ですし、身近にあるドラッグストアやバラエティショップなどで手軽に手に入れることができるので、まだ使ったことがない方はぜひ試してみてください。

夏の間はUV効果のあるドライシャンプーもおすすめ

日中汗をかいて頭皮のベタつきが気になる…という方にはドライシャンプーがおすすめです。ドライシャンプーとは水を使わないシャンプーのことで、頭皮の皮脂をコントロールしてサラサラに仕上げます。
商品によってはペしゃんとなった髪にボリュームを与えてくれるもの、髪にも体にも使えるもの、香りがついているものなどがあるので、お好みのタイプをセレクトするのも楽しいですね。ただし、頭皮トラブルがある方や肌が弱い方は様子を見ながら使ってください。

毛髪ケアもしたければヘアセラムを

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

UVスプレーやドライシャンプーは紫外線による外側からの刺激には効果的ですが、毛髪自体をケアしたい方はヘアセラム(髪用乳液・美容液)をぜひ使ってみてください。
洗髪の後にインバス・アウトバストリートメントを、髪を乾かす時にオイルを使っている方が多いと思いますが、オイルは髪表面を保護する役割があり、髪にうるおいを与える成分の入ったヘアセラムを塗布してから髪を乾かし、最後にオイルで仕上げると髪内部に水分がキープしやすくなります。
手間はかかりますが、髪も顔と同じように【汚れを落とす(クレンジング)→保水(化粧水)→保湿(乳液・美容液)→保護(オイル)】の順番でケアしてあげると、手触りが良くなったり、ダメージ補修効果をより実感しやすくなったります。

これから生えてくる髪のためにスカルプケアは必須

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

髪がうねって悩んでいる方も多いようですが、日本人の約7〜8割の人はくせ毛だと言われていて、ほとんどの方が髪のうねりを感じています。遺伝的要素も大きいですが、日頃のケアによって扱いやすい髪にすることはできます。
最近は研究が進んでいて「髪は復元できる」という説もありますが、髪が受けたダメージを元に戻すことは簡単ではありません。40代に入ると白髪が気になり始める方が増え、50代に入ると「髪の量が減った」「髪がぺしゃんとなる」「分け目の地肌が目立つ」など髪の悩みが増えていきますので、将来の美髪のために40代になったら季節を問わずスカルプヘアを取り入れましょう。

簡単にできるスカルプケアを教えてください!

一番簡単にできるスカルプケアはシャンプー時にしっかり頭皮をマッサージすること。シャンプーは毛髪の汚れを落とすためのものなのでゴシゴシ洗いは厳禁ですが、頭皮を傷つけないよう指の腹を上手に使って頭皮が動くくらいの圧でマッサージすると、頭の筋肉がほぐれ、血行が良くなります。頭皮を動かすだけで気分がスッキリしますし、頭皮は顔の筋肉とつながっているので、フェイスラインにも効果があります。
<マッサージの方法>
前髪の生え際とこめかみのあたりは指先に力を入れて小刻みに横に動かします。その後、髪の生え際から頭頂部に向かって指をジグザグ大きく動かしながらマッサージしましょう。頭の後ろの部分も忘れずに。
もし余裕があるなら頭皮マッサージ用のセラムやローションなどを用意してマッサージすれば、血行が良くなるだけではなく美容成分の効果も期待できます。

日々のセルフケアでつや髪をゲットしよう!

肌に比べて髪のケアは効果実感が感じづらく、つい面倒…と思ってしまいがちですが、人は髪のつやを見て相手の年齢(年代)を予想しているという説もあります。スキンケアをしっかりしていても髪がパサついていたら実年齢よりも老けて見られる可能性も。ダメージで後戻りできなくなる前にしっかりヘアケアをして、つや髪を手に入れましょう!

高橋果内子さん/美髪家・毛髪診断士
一般社団法人地域復興美と笑顔を繋ぐ会 代表理事。
自分で試して本当におすすめできるコスメやスパを世の中に紹介する“ビューティハンター”として活動する美容家。
美容好きが高じて20個以上の美容関連の資格を保有。
その知識を活かしてWEBメディアにて多数の連載を担当し、これまでの執筆コラム数は1,000本以上。
毎月11日(東日本大震災の月命日)には美容家仲間たちと一緒に「あなたの学びがボランティア」をコンセプトとした美容レッスンを開催中。
https://www.facebook.com/bitoegao/

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