ぱっと明るい表情に!大人女子こそおさえておきたいチークのコツ|ビューティスペシャリストコラム

大人女子こそおさえておきたいチークのコツ
●ビューティー&ヘルス

美容のスペシャリストたちが、さまざまなアプローチからキレイのヒントをリレー形式でお届け!
今回執筆を担当するのは美容コーディネーターの高橋果内子さんです。
毎日のメイクを楽しみながらも、チークの色選びや入れる場所などで悩んでいたり、なんとなく頬に乗せていたりする…なんて人はいませんか?
チークはメイクの中でも顔の印象に変化を与える大事なパーツ。今回は若々しさと華やかさをアップさせるチークメイク術をご紹介します。

色選びは「パーソナルカラー」を取り入れて

大人女子こそおさえておきたいチークのコツ

その人自身が持って生まれた肌・瞳・唇などの色を元に、個人(パーソナル)に似合う色(カラー)のグループを導き出す方法として有名なパーソナルカラー診断。以前は洋服選びに活用する人が多かったですが、ここ数年、雑誌のメイク特集などでも取り上げられることが増え、メイクに取り入れる人も増えたと思います。

パーソナルカラーは「春夏秋冬」という四季の名称がついた4つのグループに分けられていますが、大きく分けるとイエローベース・ブルーベースの2つに分類することができます。ご自身の肌の色と瞳の色、ヘアカラーをしている人は髪の色にも注目して、全体的に黄みよりか青みよりかを見てみましょう(正確に知りたい場合はプロに診断してもらうことをおすすめします)。

そして、チークを購入する時は自分のパーソナルカラーに合わせて選んでみて。ひと言でピンクと言ってもコーラルピンク・サーモンピンクのように黄みがあり暖かみを感じる色、ローズピンク・ショッキングピンクのように青みがあり冷たく感じる色があります。一人で決めかねてしまう時は店頭でビューティーアドバイザーさんに相談するのもいいですね。

自分の好きな色やそのシーズンのトレンドカラーを選びたい人もいると思いますが、いろいろなブランドから様々な色みのチークが発売されていますので、ぜひ“好き×似合う”、“トレンド×似合う”色を探してみてください!

チークの基本は頬骨の位置が基準

大人女子こそおさえておきたいチークのコツ

ひと昔前は「ニコッと笑って盛り上がった部分にチーク」が定番でしたが、大人になってこのチークの入れ方だと子どもっぽい印象に見えてしまうことも。大人女子なら自分の顔型やなりたい印象に合わせてチークの入れ方を変えましょう。

丸顔タイプの方

縦のラインが短く顔全体が丸っぽい印象の丸顔タイプの方は、頬骨からこめかみに向かって斜めにチークを入れるのがおすすめ。斜めに直線的なチークを入れることで丸い印象を中和してくれます。幼く見られたくないという方はチークを入れる幅をやや細めにするとシャープさが強調されてクールな印象になります。

面長タイプの方

面長タイプの方は頬の面積が広めなので、チークの入れる位置が重要です。頬骨の高い位置に合わせてしまうと顔の下半分の長さが長く見えてしまうので、頬骨の下にチークを入れるのがポイント。丸顔タイプさんはこめかみに向かってチークを入れますが、面長タイプさんは斜めに上げずふんわりと横長にチークを入れるとバランスが良くなります。

ベース顔タイプの方

エラの部分がちょっと気になるベース顔タイプの方はチークをエラにも使うのがポイント。「エラが目立っているのになぜ?」と思うかもしれませんが、エラにチークを入れるとシェーディング効果が出てフェイスラインにメリハリが出て小顔に見せることができます。頬と同じ色を入れることに抵抗があるようであればブラウン系のチークで影をつけるように塗ると良いです。

この考え方をベースにすれば「可愛く見せたい」「クール系がいい」とその日の気分やファッションに合わせて印象を変えることができるので、マンネリメイク脱却のためにもぜひトライしてみてください。

多色チークを使う時はブラシ使いに注意

大人女子こそおさえておきたいチークのコツ

多色チーク(様々なカラーが1つになったチーク)はナチュラルに仕上がると人気なので、多色チークは持っていないけど2つ以上のチークカラーをブレンドして使っているという人もかもしれません。そういう場合に気をつけてもらいたいのがブラシ使いです。

チークを塗った時に左右差ができないようにチークをブラシに取る時は必ず同じ順番、同じ量を取るようにしましょう。例えば、ピンクとオレンジを混ぜて塗りたいなら、右頬をメイクする時にピンク→オレンジの順番でブラシに色を取ったなら左頬をメイクする時にも必ず同じ順番で色と取ってください。

また、顔の上でブラシを動かす方向や回数なども合わせてください。そうしないと左右でチグハグになってしまい、それを修正しようと重ね塗りしているうちにメイクがどんどん濃くなってしまう…なんてことも。あくまで左右が同じようになるように気をつけましょう。

大事なブラシのお手入れも忘れずに

大人女子こそおさえておきたいチークのコツ

どれくらいのペースでメイクブラシのお手入れをしていますか?使っている頻度にもよりますが、お手入れをしていないブラシでメイクするのはメイクの仕上がりに影響があります。また、ブラシは思っている以上に汚れているためお肌に雑菌を広げているようなもの。お肌状態を守る意味でも定期的にしっかりお手入れをしましょう

チークブラシのお手入れ方法

チークブラシは使うたびにティッシュペーパーに筆先を優しく擦るようにして付着しているパウダーや皮脂を拭き取ります。こうするだけで筆の持ちが良くなります。

使う度にティッシュで汚れを拭き取っていれば頻繁に洗う必要はありません。洗う頻度が高すぎると毛の劣化が進んでしまうので、洗うタイミングはブラシを使っていて「筆先に粉がたまっているな」と感じた時で大丈夫です。

専用のブラシクリーナーも販売されていますが、手元になければぬるま湯に中性洗剤を溶かした洗浄液を作り、洗浄液にブラシを浸けて優しく洗います。洗った後はキッチンペーパーやタオルなどに挟み、水気をしっかり拭き取りましょう。最後は陰干しで自然乾燥させればOKです。

最後に

目力をアップさせたいとアイメイクを頑張る人は多いですが、チークは塗っている面積が大きい分顔の印象をガラッと変えることができるユニークなパーツ。色選びと入れ方次第で可愛い系にもクール系にも変身できますので、メイクのバリエーションを増やしたい方はぜひ色々なチークの入れ方を試してみてくださいね。

高橋果内子さん プロフィール
一般社団法人地域復興美と笑顔を繋ぐ会 代表理事。
自分で試して本当におすすめできるコスメやスパを世の中に紹介する“ビューティハンター”として活動する美容家。
美容好きが高じて20個以上の美容関連の資格を保有。
その知識を活かしてWEBメディアにて多数の連載を担当し、これまでの執筆コラム数は1,000本以上。
毎月11日(東日本大震災の月命日)には美容家仲間たちと一緒に「あなたの学びがボランティア」をコンセプトとした美容レッスンを開催中。
https://www.facebook.com/bitoegao/

関連記事一覧