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紫外線が強まる時季は特に、シミのケアに力を入れているという方も多いと思います。でも、実はシミには様々な種類があり、対策も異なるのをご存知でしょうか?
今回は、それぞれの特徴と効果的なお手入れについて詳しくお届けします!

シミができる基本的なメカニズム

シミができる基本的なメカニズム

肌が紫外線や摩擦などの刺激を受けると、メラニン色素が生成されます。
通常であれば、メラニン色素は細胞が入れ替わるターンオーバーによって自然と排出されていきますが、様々な要因によってそのまま皮膚に蓄積されてしまうことも。これが結果としてシミとなってしまうのです。
しかし、シミとひと口に言っても、実はいくつかの種類があるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、美白化粧品を用いることで効果が期待できる3つのシミをフィーチャーし、その要因&対策方法をご紹介していきます。

老人性色素斑(日光性黒子)

老人性色素斑(日光性黒子)とは

シミの中で一番多いのが老人性色素斑。日光性黒子とも呼ばれ、主に紫外線が要因と言われています。30代以降に増えやすく、薄い茶褐色から濃い茶色まで多岐にわたり、境界線がはっきりしているのが特徴。大きさも様々で、紫外線が当たりやすい顔・手・腕・背中の上部などによく見られます。

対策:紫外線を防ぐケアを徹底

老人性色素斑を防ぐには、日々のUVケアが大きなポイントとなります。
こまめに日焼け止めを塗るのはもちろん、日傘・帽子・衣類などを活用して紫外線をガードしましょう。
食事でビタミンCやL-システイン 、抗酸化作用が期待できる食材を取り入れるのもおすすめです。

肝斑

肝斑とは

肝斑は頬骨に沿って左右対称にできるシミです。輪郭がはっきりせず、もやもやとした形状をしています。30~40代くらいの女性に多く、高齢者にはほとんど見られません。妊娠やストレスなどからくるホルモンバランスの乱れが関係していると言われています。

対策:ストレスを溜め込まず上手に発散

閉経後しばらくすると気にならなくなるとも言われていますが、美白化粧品とあわせてトラネキサム酸の内服薬を取り入れると◎。
さらに、ホルモンバランスを整える生活習慣を意識し、十分な睡眠・バランスの取れた食事・適度な運動を心がけましょう。
ほかにも気分をリフレッシュできる方法を見つけ、ストレスを溜め込まないことが大切です。

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着とは

ニキビ・かぶれ・虫刺されなど、肌に炎症が起きるとメラニン色素が生成されます。赤みが引いたあと、メラニン色素が排出されず肌に残ってしまったものが炎症性色素沈着です。年齢・性別・部位に関わらず現れますが、日本人の肌は特に目立ちやすいと言われています。

対策:炎症を起こした部分への刺激を避けて

炎症性色素沈着は時間とともに薄くなっていく場合が多いのですが、紫外線の影響で濃くなったり、消えづらくなったりするケースもあります。
炎症が起きた部分を保護するなどUVケアを取り入れ、摩擦などの刺激を避けるようにしましょう。

以上の3つのシミは、美白ケアによって発生や進行をある程度抑えることができるので、当てはまる方は毎日のお手入れにぜひ美白アイテムを加えてみてください。

シミにはほかにもこのような種類があります

そばかす

鼻回りを中心に現れる小さな斑点で、雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。
遺伝的な要因が大きいと言われており、幼少期から思春期にかけてピークを迎え、それ以降は薄くなる傾向にあります。ただし、紫外線の影響で濃くなる場合もあるので、シミと同じようにしっかりUVケアをするようにしましょう。

脂漏性角化症

紫外線や加齢によって、30代以降に増えやすいイボの一種。全身どこにでもでき、ザラザラした表面をこするとかさぶたのようにポロポロと取れるのが特徴です。
ホルモンバランスも影響すると言われており、20代後半で現れる場合もあるので、徹底的なUVケアや生活習慣の改善で予防しましょう。

花弁状色素斑

強い日差しを受けたあと、メラニンの過剰生成によってできると言われているシミ。
肩から背中にかけて現れやすく、花びらや金平糖のような形をしています。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

シミやそばかす、肝斑に比べ、青みを帯びたアザのようなものができる状態。はっきりとした要因はわかっていませんが、頬の上のほうに左右対称に現れることがあります。青みが薄い場合は他のシミと間違われがちですが、ファンデーションを塗ると青く目立つ場合はADMの可能性があります。

摩擦黒皮症

背中や胸元、鎖骨、ビキニラインなどに現れる、茶色~黒色の色素沈着。通常のシミとは違い境界線があいまいです。これは、身体を洗うときのタオルやマッサージ機器、下着の締め付けなどによる摩擦が要因。ナイロンタオルなど摩擦の元になるものの使用頻度を減らしたり、ゆったりとした下着・衣服を身に着けたりすることで予防しましょう。

これらは、美白化粧品だけだと効果を感じにくいため、気になる方はレーザー治療などを行っているクリニックに相談してみましょう。

シミのタイプをチェックして適切なケアを

どのタイプのシミも、保湿やUVケアなどで肌のターンオーバーを整えて、すこやかな状態を保つことが大切です。
さらにそれぞれの種類にあったお手入れを取り入れることで、より理想的な肌にアプローチできるはず。
ぜひご自身の肌を今一度チェックしてみてください!

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紫外線は、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインや肌トラブルを招く大きな要因です。紫外線の強さがピークを迎える夏の時期、どんなお手入れをするのがベストなのでしょう?
今回は、夏のスキンケアで心がけたいポイントについてご紹介します!

夏の肌はどんな状態?

真夏の正解スキンケアとは

1年のうちで最も紫外線が強くなる夏。紫外線を浴び続けるとメラニンが過剰に生成され、それが皮膚に沈着することでシミができます。また、肌のコラーゲンやエラスチンが破壊されてしまい、ハリ・弾力不足、シワなどにつながる可能性も。
さらに、気温や湿度の高さから汗・皮脂の量が増えると、日焼け止めやベースメイクが落ちやすくなり、より紫外線の影響を受けやすい状態に。強い日差しやエアコンの影響で、肌が乾燥しやすくなっている場合もあります。

夏のスキンケアのポイントは?

真夏の正解スキンケアとは

このように、夏の肌は常に過酷な環境にさらされています。ここからは、すこやかなコンディションを保ち、エイジングサインや肌トラブルを防ぐためのポイントをご紹介。ぜひお手入れの参考にしてみてください。

メラニンの生成を抑えてシミを防ぐ

紫外線を浴び続けるとメラニンが過剰に生成されてしまい、シミの要因に。そこで、夏は毎日の紫外線対策に加えて、美白ケアアイテムを取り入れるのがおすすめです。
美白有効成分が配合されているアイテムは、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを予防する効果が期待できます。化粧水や美容液、シートマスクなどさまざまな商品がそろっているので、自身のライフスタイルにあわせてチョイスしましょう。

おすすめ美白ケアアイテム
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SPF50+・PA++++の日焼け止めを塗る

夏の紫外線から徹底的に肌を守りたい方には、国内最大値のUVカット効果であるSPF50+・PA++++の日焼け止めが適しています。肌が敏感な方は、やさしくなじませられるテクスチャーや低刺激性のアイテムを選ぶようにしましょう。
ほかにも、汗・水に強いウォータープルーフや、皮脂・擦れに強い処方、スキンケア効果の高いアイテムなど、機能的なアイテムがたくさん登場しています。日常生活やスポーツ・レジャーなど、シーンにあわせて使い分けてみてください。

おすすめUVケアアイテム
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30g・通常価格:4,620円(税込)【SPF50+/PA++++】
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しっかりメイクを落とす

夏はUVカット効果の高い日焼け止めや、ウォータープルーフのコスメを使用している方も多いのではないでしょうか。メイクは紫外線によって酸化しやすいため、必ずその日のうちにクレンジングでオフしましょう。そのまま放置していると、あらゆる肌トラブルのもとになります。
メイクはきれいに落としつつ、必要なうるおいをしっかりとキープしてくれるアイテムがおすすめです。また、クレンジングは余分な皮脂や毛穴汚れのケアにも活用できます。

おすすめクレンジングアイテム
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抜かりない保湿ケア

夏は汗や皮脂の分泌が増えるため、十分にうるおっていると感じたり、保湿ケアが億劫になったりするかもしれません。でも、実は紫外線やエアコンの影響で肌はとても乾燥しやすくなっています。
クレンジングや洗顔のあとは、化粧水と乳液・クリームでしっかりと保湿ケアをしましょう。より充実感のあるお手入れがしたいときは美容液やシートマスクをプラスするとGOOD。
また、日中はミスト状化粧水を使ってうるおいをチャージするのもおすすめです。

おすすめ保湿ケアアイテム
クリアな美しさを引き出すうるおい化粧水
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120mL・通常価格:5,500円(税込)
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スキンケアのポイントを押さえて、夏を乗り切ろう!

強い紫外線や高い気温と湿度、さらにはエアコンの影響から、過酷な環境にさらされている夏の肌。秋に後悔しないためにもスキンケアのポイントを押さえ、すこやかでいきいきとした肌をキープしましょう!

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地震や水害など、いつ起こってもおかしくない自然災害。命を守るための防災グッズはもちろんですが、災害時における避難生活でストレスを軽減するための、スキンケアや生活用品も大切です。
もしものときのために、これさえあれば安心できる防災に役立つアイテムをチェックしておきましょう。

洗顔や保湿ができるスキンケアアイテム

防災リュックに入れておきたいスキンケア・生活用品

洗い流し不要のクレンジングシート

断水などで水が使えないときでも、メイクや皮脂汚れなどはきれいに落としておきたいもの。
そんなときには、手間なくさっぱりと汚れをオフすることができる、洗い流し不要のクレンジングシートが役立つでしょう。

化粧水や乳液の入ったトラベルセット

肌ストレスも多くなるであろう災害時。保湿などの基礎的なスキンケアだけでもできたら、肌への負担も軽減できるかもしれません。防災グッズとして準備しておくスキンケアアイテムは、化粧水や乳液などが入ったトラベルセットがコンパクトで便利です。

日焼け止め

有事の際には、長時間におよぶ屋外での待機・作業なども起こり得るでしょう。そんなときのために、全身に使える日焼け止めも準備しておくと安心です。

入浴ができないときにも活躍するボディ・ヘアケアアイテム

防災リュックに入れておきたいスキンケア・生活用品

ノンアルコールウェットティッシュ

数日間入浴ができないといったことも起こり得るなか、ウェットシートでサッと体を拭くだけでもさっぱりとし、最低限の衛生面を保つことができるでしょう。小さなお子さんや敏感肌でも使いやすいノンアルコールタイプがおすすめです。

ドライシャンプー

入浴できない環境下では、髪の毛のべたつきやニオイなども気になるところ。そんなときに役立つのが、洗い流し不要のドライシャンプーです。スプレーやミスト、シートなどさまざまなタイプがありますが、そのなかでもコンパクトで軽量、タオルドライを必要としないものが使いやすいでしょう。

全身用のオールインワン保湿アイテム

顔だけでなく体の乾燥もケアしたい。とはいえ手間も時間もかけられない…。そんな災害時の保湿ケアに役立つのが、全身用のオールインワン保湿アイテムです。美容成分がバランスよく配合されているので、顔も体も一度にまとめて保湿ケアができ、荷物の軽減や時短にもつながります。

持っていると安心!災害時に役立つ生活用品

防災リュックに入れておきたいスキンケア・生活用品

生理用ナプキン

防災グッズのなかでも意外と見落としがちなのが生理用ナプキン。昼用・夜用、必要に応じてタンポンも用意しておくと良いでしょう。いつも使っているナプキンが安心ですが、コンパクトにリュックに収めたいときはスリムタイプのナプキンが◎です。

デリケートゾーン専用シート

災害時にはトイレのウォシュレットも使用できない可能性があるため、デリケートゾーン専用のシートがあると安心でしょう。生理のときにはもちろん、おりものなどによる肌トラブル対策にも役立ちます。

歯磨きシート

水が使えない環境下では、うがいや歯みがきができなくなることもあるでしょう。そんなときに便利なのが、水なしでも簡単にデンタルケアができる歯磨きシート。指にシートを装着したり巻きつけたりすることで、手軽にケアできます。

最後に

もしものときに揃えておきたいスキンケアや生活用品は意外と多いもの。いま一度ご自宅の防災グッズを見直し、より安心でき、ストレス軽減にもつながるアイテムを準備しておきましょう。

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一口にファンデーションといってもその種類はさまざま。自分の肌にはどれがフィットしているのか、迷ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、ファンデーションの種類やそれぞれの特徴、肌質に合った選び方などをご紹介します。

ファンデーションは主に4タイプ

ファンデーションには大きく分けて、次の4つの種類があります。 それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

パウダーファンデーション

ファンデーションの種類やそれぞれの特徴

パウダーを押し固めた形状のパウダーファンデーション。サラッとした程よくマットな仕上がりで、汗や皮脂によるテカリが気になる人にもぴったり。
ベースメイクの仕上げにパウダーファンデーションをのせて、崩れ防止アイテムとして使用するのもおすすめ。コンパクトケースに入っているタイプが多く、持ち運びしやすいうえに手軽にサッと塗り直しができるため、日中の化粧直しにも便利です。

リキッドファンデーション

ファンデーションの種類やそれぞれの特徴

水分と油分を多く含み、みずみずしく伸びが良いリキッドファンデーション。最近ではカラーバリエーションを豊富にラインナップしているメーカーやブランドも多く、理想の肌にベストマッチする色を見つけやすいはず。
また、保湿成分をたっぷりと配合しているものが多いため、乾燥しにくく美容効果も期待できます。肌のかさつきが気になる人におすすめです。

クリームファンデーション

ファンデーションの種類やそれぞれの特徴

こっくりとしたクリーミーな質感が特長のファンデーション。他のファンデーションと比較して油分量が多く、その保湿力の高さもポイントです。
肌への密着力にも優れるため、シミやニキビ跡などもしっかりカバーできます。重ねすぎると厚塗り感がでやすくなるので、薄めにつけることを心がけて。

クッションファンデーション

ファンデーションの種類やそれぞれの特徴

リキッドファンデを染み込ませたスポンジが、コンパクトの中にセットされているクッションファンデーション。スポンジを使ってポンポンとスタンプのように簡単に塗れるのが特長。パウダーファンデーション同様に日中の化粧直しにも便利です。
うるおいのあるみずみずしい肌に仕上げることができ、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションの良いとこどりをしたようなファンデーションとも言えそう。

肌質別の選び方は?

ファンデーションの特長を活かしつつ、自分の肌質に合ったタイプを選ぶことで、理想の仕上がりを叶えることができます。 ここからは、肌質別におすすめのファンデーションをご紹介します!

乾燥肌

スキンケアによる保湿はもちろん、ベースメイクでもしっかりとうるおいを補給しておきたい乾燥肌には、美容成分が配合されたリキッドファンデーションやクリームファンデーションがおすすめです。
パウダーファンデーションは肌表面をさらっとした印象に見せてくれる一方で、乾燥肌にとってはかさつきが気になることも。

脂性肌

皮脂によるテカリやメイク崩れが気になる脂性肌には、サラサラの肌に整えてくれるパウダーファンデーションがおすすめ。余分な皮脂を吸着し、メイクの持ちも良くすることができます。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションは比較的油分が多いため、皮脂と混ざることで崩れやすくなってしまうこともあります。

混合肌

頬や口周りは乾燥しやすいけれど、おでこや鼻などのTゾーンは皮脂の分泌量が多い…。肌悩みがパーツ別に異なる混合肌は、ファンデーションの使い分けがおすすめです。
リキッドファンデーションをベースとして薄めに塗り、テカリが気になる部分にはパウダーファンデーションを重ねて皮脂をブロックしましょう。

最後に

ファンデーションを選ぶ際には、自分の肌質はもちろんのこと、使用する季節やシーンにあわせて選ぶのもおすすめです。ぜひ、今回ご紹介した特徴を踏まえて、自分にぴったりの運命のファンデーションを見つけてみてくださいね♪

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ひじやひざ、かかとなどがカサカサしたり粉を吹いたり…。そんなボディの乾燥が気になることはありませんか?
皮脂腺が少ない、刺激を受けやすいなど、乾燥の要因はその部位によってさまざま。今回は、そんなボディの乾燥の要因や対策を部位ごとに解説します。

乾燥サインがあらわれやすい部位とは?

ボディの乾燥の要因とは

まずは、全身の中でも乾燥しやすい部位とそれぞれの原因を見ていきましょう。

首・デコルテ

首は皮脂腺が少ないため、乾燥しやすい部位と言えるでしょう。さらに首やデコルテは紫外線が直接肌に当たりやすいため、紫外線対策が十分でないと乾燥を招いてしまいます。

背中

背中は比較的皮脂腺が多いものの、手が届きにくいうえに鏡で確認がしづらいといった理由から、十分な保湿ケアができず乾燥してしまうことも。また、入浴時にタオルでゴシゴシとこすることでバリア機能が低下し、乾燥を招いてしまうこともあります。

お尻

お尻も皮脂腺が少ないことから、乾燥しやすい部位と言えます。さらに、長時間座っていることによる摩擦や、下着との接触による肌への刺激が乾燥のきっかけとなることがあります。

ひじ・ひざ

皮脂腺が少ないうえに、衣服との摩擦も多いことから乾燥が起こりやすいのがひじやひざ。また、頬杖をつく、床にひざをつく、周囲にぶつけるといったこともめずらしくなく、こうした外的刺激によって乾燥することがあります。

すね

すねは皮脂腺が少ないことに加え血行不良やむくみが起こりやすく、それによって水分が肌表面に行きわたらず乾燥してしまうことがあります。 また、ストッキングとの摩擦による刺激も乾燥を招く原因のひとつになります。

かかと

体の全体重を支えるかかとは、床や靴との摩擦も起こりがち。さらに皮脂腺も少ないことから乾燥しやすく、かさついたり、皮膚が固くなりひび割れを起こしたりすることもあります。

部位別のケア方法・予防策は?

ボディの乾燥の要因とは

乾燥を招く原因がわかったら、その原因に合わせた対処を。ここからは、部位ごとに適したケア方法や予防法をご紹介します。

首・デコルテ

顔のスキンケアをするついでに、化粧水やクリームを首元にも塗って保湿しましょう。デコルテはボディクリームを使って入念に保湿を。また、首・デコルテにも日焼け止めをしっかりと塗るなど、紫外線対策を徹底することも大切です。

背中

セルフケアしにくい背中ですが、長い柄の付いた背中専用のケアアイテムや、スプレータイプのローションなどを使って保湿をすると良いでしょう。湯船に浸かる際にはぬるめの温度に設定する、肌着は通気性が良い素材を選ぶといった、肌への刺激を軽減する工夫も心がけて。

お尻

お尻に摩擦が起こらないよう、強く締め付けられるような下着やストッキングの着用は控えましょう。また、できるだけ長時間座り続けることは避け、こまめに立ち上がったり、クッションなどでお尻への刺激を緩和したりするのがおすすめです。

ひじ・ひざ

ボディクリームを使った保湿を基本に、角質が硬くなっている場合は角質ケアのできるクリームやスクラブなどによるお手入れもおすすめです。ただし、頻繁な角質ケアは肌への負担になるので、使うアイテムが推奨する使用頻度を守りましょう。
日常的にひじやひざをつかないよう心がけることも大切です。

かかと

乾燥して硬くなったかかとは、スクラブや軽石などによる角質ケアがおすすめです。入浴後など、必ずかかとがやわらかい状態でやさしくケアをしていきましょう。
角質を削り過ぎるとバリア機能が低下し、さらに乾燥してしまうこともあるので、お手入れの頻度は週に1回程度が◎。角質ケアのあとにはクリームなどによる保湿も忘れずに。

最後に

毎日のフェイスケアと同じように、ボディの保湿も大切なスキンケア。丁寧な保湿を習慣に、かさつきのないしっとりボディを目指しましょう♪

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“メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ”
美白化粧品の効能書きでよく見かける「メラニン」ですが、その正体をはっきりと説明できる人はそう多くないはず。
メラニンって結局なに?作らせない方法はあるの?そんな疑問を解消していきます。

メラニン=ワルモノではない?

シミのイメージに直結して、つい敵対視しがちなメラニン。実は私たちの肌、髪、瞳の色などを構成する大切な色素のひとつで、メラニン自体は決してワルモノではありません。
メラニンには、ユーメラニンとフェオメラニンという2つの色素があり、その比率によって肌や髪、瞳の色に個性が出てきます。さらにメラニンは、有害な紫外線から、頭部や身体を守るという大切な役割も担っています。

メラニンはどのように作られる?

メラニンとは

メラニンの生成をコントロールしているのは、メラニン生成の工場ともいえるメラノサイト。
肌へのさまざまな刺激を表皮細胞が受け取ると、メラニンの増産スイッチがオンに。メラノサイトから作られたメラニン色素を傘のようにして、外的刺激から肌細胞を守る働きをしています。
例えば、紫外線を浴びて肌が黒くなるのは、メラニンががんばって身体を守ろうとした証拠ともいえるのです。

メラニン増産は何がきっかけ?

通常メラニンは、古い角質とともに皮膚の表面に押し上げられて自然に剝がれ落ちます。
ところが、外的刺激を受け続けて大量のメラニンが生成されたり、肌のターンオーバーが正常に働かなくなっていたりすると、メラニンの排出が追いつかなくなります。この“居残りメラニン”がシミやくすみの要因になるのです。ここからは主な外的刺激を説明します。

1.長時間紫外線を浴びる

紫外線は主にUV-AとUV-Bの2種類があります。特に気をつけたいのは、エネルギーが強く、表皮細胞にダイレクトにダメージを与えるUV-B。軽い火傷のような状態になり、赤く炎症を起こしやすいという性質を持っています。
日焼けを起こす力で比べると、圧倒的にUV-Bのほうが強いといわれています。しかし、UV-Aは波長が長く、肌奥深くの真皮までじわじわと到達するという性質があり、長い時間をかけてダメージを与えるという点ではUV-Aも無視はできません。
また、紫外線に反応するのは表皮細胞だけではなく、目から吸収される紫外線に脳が反応することも。肌に直接紫外線を浴びてないのにもかかわらず、メラノサイトにメラニンをたくさん作るよう指令を出してしまいます。

2.日常の何気ない摩擦

つい、シートタイプのメイク落としで肌をゴシゴシと擦ったり、肌に痒みを感じてボリボリとかいたり、美顔器で少し強めにマッサージしたりしていませんか?
紫外線に限らず、摩擦によって肌が刺激を受けると、それを保護するためにメラニンの増産スイッチをオンにしてしまうことも。
日常の何気ない行為にも注意が必要です。

3.生活習慣が乱れる

睡眠不足や運動不足、偏った食生活、ストレスの蓄積が続くと、ホルモンバランスを崩す要因に。
その結果、正常なターンオーバーを乱し、役目を終えたメラニンを定期的に体外へ排出することができず、そのままシミやそばかすとして肌に沈着してしまいます。

メラニン生成を防ぐために今日からできること

メラニンとは

紫外線は季節や天気に関係なく地上に届きます。ちょっとした外出でも日焼け止めを塗ったり、帽子やサングラスを活用したりして紫外線をブロックしましょう。
スキンケアでは、美白有効成分が入ったアイテムを取り入れるのがおすすめ。お手入れするときは、肌にやさしく触れて摩擦に気を付けることも忘れずに。
また、規則正しい生活を送るよう意識して、身体の内側から整えることも大切です。バランスのいい食事、適度な運動、ストレス解消など、多方面からアプローチしましょう。

適切なケアでメラニン対策を

透明感のあるすこやかな肌に不可欠なのは、皮膚内部でメラニンの必要以上の生成を妨ぐこと。そして肌の正常なターンオーバーを促すことです。
今回、ご紹介したメラニンの正体をしっかり理解して、効果的なスキンケアや整った生活習慣を心掛けましょう。

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気温も湿度も高くなり、不快指数がぐんと上がる夏。紫外線や乾燥からくるダメージの蓄積から、肌がくすんで見えることも。
そこで今回は、気になるくすみの種類やその要因、お手入れ方法をご紹介。透明感のある肌へ近づくためのお手入れ方法も、余すところなく紹介します。

くすみとはどういう状態をいうの?

くすみの種類やその要因、お手入れ方法

くすみとは、本来の顔色よりも肌が暗く見えている状態のこと。なんとなく不健康そうに見える、いつもと同じメイクをしているのに冴えない印象になる、というときは、肌がくすんでいるかもしれません。

くすみの種類と原因

くすみの種類やその要因、お手入れ方法

くすみの要因は大きく分けて4つ。明るく健康的な印象を目指すために、まずは自分のくすみがどのタイプなのかをチェックしてみましょう。

1.角質溜まり

褐色がかった灰色のくすみが気になるときは、ターンオーバーが乱れ、古くなった角質が剥がれ落ちず肌表面に蓄積している可能性があります。
肌がゴワつき、化粧水などの水分も浸透しにくくなりがちです。

2.乾燥

うるおい不足によってキメが乱れると、光を反射しにくくなり、ツヤが低下します。
また、肌が乾いていると角質やメラニンが溜まりやすくなるため、くすみも進行やすい状態に。

3.メラニン色素の蓄積

くすみはもちろん、黒ずみ毛穴も気になる場合は、メラニン色素の蓄積を起こしている場合があります。摩擦や紫外線によって生成されたメラニンがスムーズに排出されず、肌表面に蓄積している状態です。

4.血行不良

顔全体が青っぽくくすんでいるときは血行不良の可能性があります。滞った静脈の血流が、皮膚から透けて見えてしまっていると考えられます。

くすみの対策とスキンケアのポイント

くすみの種類やその要因、お手入れ方法

くすみの目立たない晴れやかな肌を目指すなら、不要な角質の蓄積や乾燥など、要因にあわせたスキンケアが大切です。どれも簡単に取り入れられるものばかりなので、ぜひ気軽に始めてみてください。

1.クレンジング・洗顔

ターンオーバーの乱れによるくすみやゴワつきが気になるときは、スキンケアの基本・落とすケアを見直してみましょう。
ピーリング作用のあるクレンジング・洗顔料・スクラブ剤・ふき取り化粧水などで、古い角質をやさしくオフ。
レチノール配合の化粧品を使用してターンオーバーを促すのもひとつの手です。

2.保湿ケア

保湿は、さまざまな種類のくすみを土台からケアする大切なステップ。
化粧水はハンドプレスでしっかり浸透させるイメージで、水分をたっぷり補給します。
特に乾燥する頬はローションパックをしても◎。その後、乳液やクリームでしっかり油分を補い、肌のバランスを整えましょう。

3.ブライトニングケア

メラニン色素の蓄積によるくすみが気になるなら、ブライトニングケアアイテムを取り入れるのがおすすめです。
美白有効成分が配合された美容液などで、くすみの要因へ攻めのアプローチを!

4.マッサージ

血行不良で肌が青っぽくくすむときは、マッサージで顔のコリをほぐし、血行を促すことで顔色も明るく晴れやかに。フェイスクリームやオイルなどをたっぷり使い、指の滑りを良くしてやさしく撫でるように行います。
湯船につかりながらゆったりとマッサージすれば、温浴効果も加わりさらに血行アップ!

5.生活習慣の見直し

健康的な生活を送ることで肌のターンオーバーが整い、余分な皮脂や角質の蓄積、乾燥、血行不良といったさまざまなくすみ要因を防ぐことができます。
できるだけしっかり睡眠を取る、軽い運動を継続して行うなど、規則正しい生活をするのが美肌への近道に。無理のないところからはじめてみてください。

おすすめアイテム

毎日使える角質ケア石けん

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理想の“透光素肌”を目指すデイリー美容液

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いよいよ迎える本格的な夏。最高気温が35℃を超える「猛暑日」もめずらしくないこの季節は、できるだけ涼しく過ごせる服装でストレスを軽減させたいものですよね。
今回はそんな猛暑のための洋服選びについて、おすすめの素材やデザインなどをご紹介します!

暑いこの時期におすすめの素材

猛暑日でも涼しく過ごしやすい洋服選びのコツ

気温も湿度も高まる夏の時期は、リネンやコットンなど通気性に優れた素材がおすすめ。また、ひんやり感を感じられる冷感素材を使ったアイテムも、ファッションから涼を取り入れるのに適しています。

リネン

さらっとした肌あたりで吸水性や速乾性に優れているリネン。見た目にも軽やか、かつナチュラルで、シャツやワンピース、ストールなど、さまざまなアイテムに使われます。
また、とてもしっかりとした素材で丈夫な点も特長のひとつ。洗うたびにしなやかになり、天然素材らしい風合いも楽しめます。

コットン

ふわっとやわらかい肌ざわりのコットンは、Tシャツをはじめとした夏ファッションの定番素材。
生地に細かな空洞があるため通気性・吸水性に優れ、たっぷり汗をかくシーンにはピッタリの素材です。また、吸水した水分を素早く発散させる性質も持ち合わせるため、汗による肌トラブル対策にもおすすめです。

接触冷感素材

接触冷感素材は、生地内の水分を素早く吸収・拡散して気化熱を利用することで、触れた部分がひんやりと冷たく感じる素材。その機能性の高さから、肌着や寝具、首元を冷やすマフラータオルなど、幅広いアイテムで使われます。また、涼しさを肌でダイレクトに体感できることから、熱中症対策やエコアイテムとしても注目されています。

暑い季節には不向きのNG素材

ポリエステルやナイロンなど石油系を原料とする化学繊維は、吸水性や通気性が良くないため蒸れやすく、暑い夏にはあまり向いていません。
また、デニム素材も通気性が良くないため、長時間外に出るときや体を動かすときには避けるのが◎です。

どんなデザイン(形)を選ぶ?

猛暑日でも涼しく過ごしやすい洋服選びのコツ

厳しい暑さをしのぐには、体に熱がこもらないようしっかりと逃がす事が大切。そのためにも、洋服のデザインは風通しの良いものを選ぶのがおすすめです。
首まわり、袖口、裾(上下ともに)のがゆとりがあると風通しが良くなるため、それぞれがゆったりと開いているものを。また、フレアスカートやワイドパンツなど、体を締め付けることのない幅広のデザインを選ぶのが良いしょう。
反対に、ピタッと体にフィットするようなトップスやパンツなどは熱がこもりやすく、暑い季節には向いていません。

色選びも大切!おすすめカラーは?

猛暑日でも涼しく過ごしやすい洋服選びのコツ

同じ素材やデザインの服でも、色の違いで体感温度は変わると言われています。
これは太陽から放射されるエネルギーの反射率が色によって異なるためで、反射率が高い色ほど熱を放出し、低い色ほど吸収します。
さまざまある色の中でも、この反射率が最も高いのが白色。太陽から放射されるほぼすべてのエネルギーを反射するため吸収される熱量が少なく、その他にも黄色やグレー、赤色が反射率が高めであるとされています。
一方、黒色はエネルギーの反射率が低く、吸収する熱量も多くなります。緑色や青色も同様で、これらの色は暑さ対策としては不向きであると言えるでしょう。

最後に

夏の厳しい暑さも、服装の工夫次第で体感温度は変わるもの。ご紹介したおすすめの素材やデザインをコーディネートに取り入れて、涼やかな夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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この夏、アンプルールのフェイスパウダーにクールタイプが限定登場!暑い夏にぴったりの“ひんやりパウダー”とは、いったいどんなアイテム?
気になるその魅力や使い方など、ライターによるお試しレポートをお届けします。

ひんやり、サラすべ透明肌*!毛穴も隠す*UVカットパウダー

アンプルール フェイスパウダー クール
\2024年6月6日(木)発売/
アンプルール フェイスパウダー クール
【SPF50+/PA++++】
10g・通常価格:5,280円(税込)
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ひと塗りでサラサラ、すべすべの透明肌*へ導く、プレストタイプのUVカットパウダー。
過剰な皮脂や顔汗をすばやく抑えるパウダーを配合。肌を引き締めながら毛穴目立ちや赤み・黄ぐすみを丸ごとカバーし、テカリを防いで*メイクしたての仕上りをキープします。
汗に反応して心地よい清涼感をもたらすクーリングアクト処方**によって、ほてった肌をひんやりクールに。
高いUV機能で夏の紫外線もしっかりブロックしてくれる数量限定アイテムです。

「フェイスパウダー クール」の使い心地は?

繊細なパウダーが肌に自然に密着

アンプルール フェイスパウダー クール

やさしく押さえるように肌になじませると、粒子の細かいパウダーが肌にスッと密着。軽く触れてみると、瞬時にさらさらですべすべの肌に。
薄づきながら、気になっていた黄ぐすみもカバー。画像の通り、塗布前と塗布後を比べてみましたが、不自然に白浮きすることなく、透明感と明るさもアップした印象になりました。アイスブルーカラーのパウダーは見た目にも涼しげで、高温多湿な夏で気分を上げてくれそうです♪

メイク直しにも便利!

アンプルール フェイスパウダー クール

さらに、外出時のメイク直しにも使ってみました。じんわり汗ばんだ肌にのせると、スーッと爽やかな清涼感が。ほのかなひんやり感が心地良く気分までリフレッシュ。その後も、夜までしっかりメイクをキープすることができました。
とってもスリムなコンパクトケースなので、お直し用ポーチはもちろん、ミニバッグの隙間にも入れて持ち歩けそうです。

この夏のマストアイテム!

UVカットから肌悩みカバー、メイク崩れのブロック、さらには心地良い清涼感まで。これひとつでより快適なメイクが叶う、夏のマストアイテムになりそうなパウダーです。数量限定なので、気になった方は早めにチェックしてみてください♪

定番フェイスパウダーもチェック♪

アンプルール フェイスパウダー

アンプルール フェイスパウダー
【SPF50+/PA+++】
10g・通常価格:5,280円(税込)
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シルクのようなきめ細かい白肌*を叶えるフェイスパウダー。美容成分を贅沢に配合し、肌をすこやかに整えながら、毛穴や小じわをカバーします。

* メイクアップ効果による
** 清涼成分:メントキシプロパンジオール

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小鼻のポツポツが目立っていたり、肌がデコボコして見えたり…。そんな毛穴の開きにアプローチする成分として注目されているのが「グリシルグリシン」です。
今回はこのグリシルグリシンについて、効果や取り入れ方などご紹介します。

グリシルグリシンとは?

グリシルグリシンとは、肌の角質層に存在するペプチドのひとつ。カニやホタテなどの魚介類にも含まれる成分で、毛穴の収縮作用をはじめ、保湿や抗炎症作用があります。
さらにグリシルグリシンには、肌の角質細胞内で帯びているプラスとマイナスのイオンバランスを整える働きも。肌は年齢を重ねることでマイナスイオンが減り、その結果肌の老化に繋がると言われています。このイオンバランスを整えることで肌老化を防ぎ、キメの細かい美しい肌を目指すことができます。

そもそもなぜ毛穴が開いてしまうの?

グリシルグリシンとは

毛穴の開きの原因には主に、皮脂の過剰分泌や加齢に伴う肌のたるみがありますが、グリシルグリシンがアプローチするのは、皮脂の過剰分泌による毛穴の開き。
毛穴から分泌される皮脂には不飽和脂肪酸が含まれており、皮脂が溜まっていくとその不飽和脂肪酸が酸化します。その酸化によって皮膚が炎症を起こすことで、毛穴が開きやすくなります。
さらに、不飽和脂肪酸により皮膚が炎症することで、ターンオーバーの乱れに加え、角質細胞が未熟な状態で表皮に出てくる不全角化を引き起こすことも。この角質細胞が毛穴周辺の皮膚を盛り上がらせ、毛穴が目立ちやすくなります。

グリシルグリシンの効果

こうした毛穴の開きに対して、グリシルグリシンは以下のような効果が期待できます。

抗炎症作用

グリシルグリシンには、毛穴の開きを招く不飽和脂肪酸による肌の炎症を鎮静化させる作用があります。また、毛穴の収縮作用によって、さらなる皮脂の詰まりを防ぎます。

イオンバランスの調整

皮脂の過剰分泌により不飽和脂肪酸が溜まると、老化を促すプラスイオンが肌表面で増え、エラスチンやコラーゲンの生成が妨げられてしまいます。グリシルグリシンはこの肌表面のイオンバランスの乱れを整える働きを持ち、エラスチンやコラーゲンが生成されやすい肌環境に。キメの整ったなめらかな肌を目指すことができます。

保湿力アップ

グリシルグリシンは優れた保湿効果を持つため、肌にうるおいを与えながら乾燥をケアします。さらに、肌が潤沢にうるおうことで細胞の活性化を促進。肌にハリや弾力を与え、開き毛穴の引き締めにつながります。

グリシルグリシンの取り入れ方

グリシルグリシンとは

化粧品

化粧水や美容液など、グリシルグリシンが配合されている化粧品はさまざまあります。パッケージの裏をチェックして、どのくらいの配合量なのかも確認しながら選ぶのが◎

イオン導入

グリシルグリシンは分子構造が比較的大きく、化粧品だけでは肌の奥まで届きにくいという特徴があります。美容クリニックや皮膚科で受けられるイオン導入では、肌の隅々までグリシルグリシンを届けることができます。より高い効果を求める際には、イオン導入を検討してみるのも良いでしょう。

最後に

汗や皮脂に悩まされがちなこれからの季節。キュッと引き締まった毛穴を目指して取り入れてみてはいかがでしょうか。

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ここ数年、さまざまなコスメに配合されている人気成分「レチノール」。今回はその働きや効果をあらためておさらい!気になる副反応やその対処法についても、詳しくご紹介します。

シミ・シワ・たるみへ働きかける「レチノール」

レチノール

「レチノール」はビタミンAの一種。近年の研究によって、肌の細胞へアプローチし、シワやシミを改善することがわかりました。さらに、うるおいを保持するために欠かせないヒアルロン酸の産生を促してくれるので、たるみやハリ不足もケアできます。
エイジングによる肌の変化だけでなく、紫外線ダメージで引き起こされたシミ・シワ・たるみにも効果的であることも、多くのコスメに採用されるポイントです。

「レチノール」の肌への効果を詳しく解説

肌のターンオーバーの促進

「レチノール」には、表皮のターンオーバーを促進する作用があります。それによって滞っていた余分な角質が剥がれ落ちやすくなり、ゴワつきのないなめらかな肌を目指すことができます。また、メラニン色素の排出もサポートするので、シミを防ぐ効果が期待できます。

肌弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成をサポート

シワやたるみ、ハリ低下の主な要因は、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少すること。「レチノール」は真皮の働きを活性化して、コラーゲンやエラスチンの生成を促す働きがあるため、ふっくら弾力アップが叶います。

ニキビの予防

ターンオーバーの促進に加えて、皮脂分泌を抑制する働きがあるため、毛穴詰まりが起こりにくく、ニキビができにくい肌状態に整えます。

保湿作用

シワ改善のイメージが強い「レチノール」ですが、その保湿作用も注目されています。肌のうるおいを保つヒアルロン酸の合成を促進することで表皮の水分量を増やし、みずみずしさや柔軟性を育みます。

「レチノール」の効果を引き出すための使い方や注意点

使い始めは週2日を目安に

個人差はありますが、まれに赤みやかぶれ、痛みなどがあらわれることがあります。最初は週2日を目安に使用しましょう。肌が慣れてきたら徐々に日数を増やしていくのがおすすめです。
肌が弱い方は高濃度の「レチノール」製品は避け、低濃度のものから始めてみましょう。

酸化しにくいアイテムを選ぶ

「レチノール」は酸化しやすく、光や空気に対して非常に不安定という難点があるため、密閉性の高い容器に入ったアイテムを選びましょう。「レチノール」の効果をしっかり実感するためには、“フレッシュなまま使い切る”ことが重要です。

UVケアを徹底する

ターンオーバーが促進されると角質が薄くなり、紫外線に対して敏感になります。さらに、「レチノール」は紫外線によって分解されやすい成分であるため、使用中はUVケアを徹底することをお忘れなく!

レチノールの副反応「レチノールA反応」とは?

レチノールを使いはじめると、その直後から赤みやかぶれ、乾燥による皮むけ、ヒリつきなどが現れることがあります。「レチノールA反応」と呼ばれるこの副反応。一見すると肌トラブルを起こしているように見えますが、実は肌にとっては決して悪いものではありません。
これはレチノールの成分(ビタミンA)によって急激に新陳代謝が促されるために起こるもので、ビタミンAを補給することで、ターンオーバーのサイクルがしっかりと整い始めているサイン。肌がレチノールに慣れていくとこの反応も落ち着くため、あくまでも効果が出るまでの通過点と言えるでしょう。

いつまで続くの?

個人差はありますが、一般的には約3週間~1ヶ月、長い場合は2ヶ月ほど続くと言われています。その期間、徐々にその反応も和らいでいくものですが、ひどくなったり長期間続いたりする場合は、できるだけ早く専門医に相談をしましょう。

レチノールA反応を抑えるには?

レチノールA反応が起こる原因のひとつとして、肌が受容できる分量以上に多くのレチノールを塗ってしまっていることが挙げられます。そのため、塗布量を減らして少し様子をみるのも◎

併用する成分や美容施術に注意

レチノールA反応が起きているときは、刺激に対して肌が敏感な状態。併用する化粧品の成分は問題なく一緒に使えるものか?などを確認し、レーザーやピーリングなどの治療もできるだけ控えましょう。もし反応が長引く場合は、皮膚科の受診をおすすめします。

刺激を感じにくいレチノールも

女性

効果が期待される一方で、人によっては肌がピリピリする「レチノールA反応」や、紫外線・空気・熱によって劣化しやすいといったデメリットもある「レチノール」。
しかし最近では、肌負担が少ないものも多く使われるようになりました。その代表的なものをご紹介します。

フィトレチノール(バクチオール)

「レチノール」と似た働きを持ちながら、抗炎症・抗菌作用も期待できる成分。
有効成分“バクチオール”を含むマメ科の植物・オランダビユ由来の成分なので、肌に刺激を与えにくく、劣化も起こりにくいという特長があります。

グラナクティブレチノイド

アメリカの「Grant Industries」社が開発したこちらの「グラナクティブレチノイド」は、肌が成分を代謝・分解することなく直接作用するため、余分な負担をかけにくいのが特長。安定性に優れているので、よりさまざまなコスメに配合しやすいというメリットもあります。

最後に

今や多くの人が効果を実感している「レチノール」。刺激を感じにくいタイプもあり、より自分の肌に合ったものを選びやすくなったのではないでしょうか。
シミ・シワ・たるみケアコスメをお探しの際は、ぜひパッケージ裏の成分表にも注目してみては?

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夏の肌は汗や皮脂などで乾燥していないと思いがち。でも実は、冷房や紫外線ダメージなどによって肌の内部は乾きやすくもあるんです。
今回は、そんなインナードライを招く原因や対策となるスキンケアについてご紹介します。

インナードライとは?

インナードライとは、肌表面は皮脂でうるおっているように見えるものの、肌の内側(角層部分)が乾燥している状態をいいます。インナードライ肌の特徴としては、次のようなものが挙げられます。

インナードライ肌の特徴

・洗顔後に肌がつっぱりやすい
・肌表面がテカったり、ベタついたりしている
・ベースメイクのノリが悪く崩れやすい
・部分的なカサつきや皮むけがある
・肌のキメが粗い
・肌が硬く、ゴワついている
・スキンケアが肌になじみにくい
・夕方になるとくすみやすい

インナードライの原因

インナードライとは

肌表面はオイリーなのに、内側は乾燥している?
ここでは、そんなインナードライを招く原因を見ていきましょう。

紫外線

紫外線を過度に浴びると、角層内のうるおい成分が損なわれ、肌表面の乾燥に繋がります。こうした紫外線ダメージが、インナードライの原因となります。

誤ったスキンケア

肌表面のベタつきを抑えようと、乳液やクリームを塗らないのはNG。化粧水で補った保湿成分が蒸発するため、結果として肌が乾燥し、インナードライを招いてしまいます。

ホルモンバランスの乱れ

環境の変化によるストレスや睡眠不足、偏った食生活などによってホルモンバランスが乱れると、肌のターンオーバーがスムーズに行われなくなります。するとバリア機能が低下し、肌の乾燥を招くことに。スキンケアや紫外線対策も万全にしているにもかかわらずインナードライになってしまう場合は、このホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。

空調の風

エアコンなどの空調による風も肌内部を乾燥させる一因と言えるでしょう。空気が乾きやすくなる冬の暖房はもちろん、夏の冷房や扇風機にも注意が必要です。

インナードライ対策!5つのポイント

インナードライとは

インナードライ対策としておさえておきたいポイントは5つ!
ぜひ、こんなケアを心がけてみてください。

肌に刺激を与えずに洗顔をする

洗顔の際、強くこすったりゴシゴシとタオルで拭いたりすると、肌に摩擦が加わることで角質がはがれやすくなり、バリア機能の低下を招いてしまいます。たっぷりの泡をクッションのようにしてやさしく洗うのはもちろん、すすぎはぬるま湯を使う、水分はタオルで抑えるように拭き取る、といった肌に負担をかけない洗顔を心がけましょう。

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十分な保湿ケアをする

洗顔後には化粧水で補給したうるおいを逃さないよう、しっかりと保湿ケアをしましょう。高保湿タイプのアイテムを選んだり、シートマスクを使ったりするのもおすすめです。もちろん、乳液やクリームを塗ることも忘れずに。

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日中もうるおい補給

朝・晩のスキンケアのみならず、日中のうるおい補給も大切です。メイクの上から使えるミスト化粧水やバームなどを使って、肌の乾きをこまめにケアしましょう。

紫外線対策を徹底する

外出時は、帽子やサングラス、日傘などによる紫外線対策も大切です。また、紫外線は窓ガラスを通過するため、家の中で過ごす際にも日焼け止めを塗るようにしましょう。

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バリア機能の回復を意識した食生活

生まれ変わる細胞を構成するのは、私たちが口にする食事に含まれた栄養素です。栄養バランスのとれた食事を心がけ、肌のターンオーバーをサポートしてバリア機能を高めましょう。

最後に

汗をかく暑い季節こそ油断できないインナードライ。
しっかりと対策をしながら、肌の内側からうるおったすこやか肌を目指していきましょう。

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メイクの仕上がりを左右するスポンジやパフ、ブラシ。肌へ直接触れるものだからこそ、いつでも清潔に保っておきたいものです。そこで今回は、さまざまなメイクツールの正しい洗い方を、日頃からモデルや著名人のメイクを担当しているヘアメイクアップアーティスト・meguさんにお伺いしました。
監修:meguさん(ヘアメイクアップアーティスト)

メイクツールを洗わないとどうなるの?

メイクツールの正しい洗い方

1.肌荒れの要因になる

メイクツールには、使うたびに皮脂が付着します。これを放置しておくと雑菌が繁殖し、ニキビなどの肌トラブルにつながる場合があります。

2.ムラになりやすい

特にベースメイクで使うツールは、洗わずに使っているとファンデーションやフェイスパウダーの含みが悪くなり、ムラができやすくなります。

3.発色が悪くなる

アイシャドウブラシやチップは、汚れていると密着感が弱まり、肌にのせたときの発色も悪くなりがち。また、アイシャドウそのものに皮脂などが混ざり、ケーキング(粉末同士がくっついてダマになること)が起こりやすくなります。

どのくらいの頻度で洗えばいいの?

メイクツールの正しい洗い方

リップブラシやファンデーションブラシ、スポンジなど、水分のあるコスメを使うツールは使うたびに洗うのが理想。
アイシャドウブラシ、チップも、繊細な目もとに使うものなので、可能であれば使うたび、少なくとも1週間に1度は洗いましょう。
チークやフェイスパウダーといった粉体のアイテムをつけるブラシは、2~3か月に1度の頻度が目安です。

スポンジ・パフの洗い方

メイクツールの正しい洗い方

スポンジやパフは、中性洗剤、または専用のスポンジクリーナーを使って洗いましょう。
STEP1:ファンデーションの油分が溶け出す40℃程度のお湯に、少量の洗剤を入れます。少し時間を置くと汚れが浮きやすくなります。
STEP2:スポンジやパフをひたして、やさしく揉み洗いします。
STEP3:汚れた水を捨て、きれいな水・ぬるま湯に浸けながら十分にすすぎます。
STEP4:スポンジやパフを軽く絞り、タオルなどで水気を切ります。
STEP5:風通しのよい日陰で乾かします。

プロのワンポイントアドバイス

肌への負担や刺激が気になる方は、肌にやさしいアイテムを選びましょう。私は、天然由来成分が多く含まれた固形石けんを使っています!

メイクブラシの洗い方

メイクツールの正しい洗い方

メイクブラシも、基本的にはスポンジやパフと同じように洗います。
STEP1:ぬるま湯に少量の洗剤を溶かし入れます。コップなどを使うと◎。
STEP2:メイクブラシをコップの中で振るようして汚れを落とします。
STEP3:汚れた水を捨て、きれいな水・ぬるま湯で再び振り洗いをしてすすぎます。
STEP4:軽く絞り、タオルなどで水気を切ります。
STEP5:風通しのよい日陰で乾かします。
STEP6:乾いたら、指で筆先をきれいに整えます。

プロのワンポイントアドバイス

メイクツールの正しい洗い方
ブラシの中に入り込んだ汚れまでしっかり落としたい場合は、凹凸のあるシリコン製のクリーニングマットを使うのがおすすめ。マットの上で筆を往復させることで、毛先への負担をおさえながらきれいに洗えます。
また、ブラシを乾かすときは筆先を下に。柄に水分が染み込みにくく衛生的で、ブラシそのものも長持ちしますよ。

アイシャドウチップの洗い方

メイクツールの正しい洗い方

アイシャドウチップは摩擦に弱いので、亀裂が入らないよう特にやさしく洗いましょう。
STEP1:チップの先端に少量の洗剤をたらします。
STEP2:指の腹でやさしく汚れを押し出すようにして、汚れを浮かせます。
STEP3:きれいな水・ぬるま湯ですすぎます。
STEP4:軽く絞り、タオルなどで水気を切ります。
STEP5:風通しのよい日陰で乾かします。

プロのワンポイントアドバイス

洗えないときは、使ったあとにその都度ティッシュやウェットシートで軽く汚れを落としておくと◎。ブラシ同様、小さなケアも大切です。

最後に

パフの汚れが残り続ける、ブラシの先が広がる、チップの手触りが悪くなるなど、きちんとケアをしていても替え時はやってきます。とはいえ、日々きれいなツールでメイクをしていると気分もよいもの!ぜひこちらの記事を参考に、メイクツールのお手入れを習慣にしてみてくださいね。

ヘアメイクアップアーティスト・megu
2009年、アシスタントを経てフリーランスとして独立。
雑誌、タレント、モデル、カタログ、CM、ブライダル、テレビ、メイク講師など、様々なジャンルでヘアメイクアップアーティストとして活動中。 2019年よりコスメブランド「LiKEY beauty」のクリエイティブディレクターに就任し、スキンケアブランドの監修も行う。

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紫外線が肌トラブルの原因の一つであることはみなさんご存知かと思いますが、実は髪にも大きな影響があります。年齢を重ねるごとに髪のパサつきやうねりが気になっている方は髪もしっかりUVケアしましょう。
今回は夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイントについてご紹介します。

毛髪は紫外線を浴びると乾燥しやすく、もろくなる

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

肌は紫外線が当たると日焼けして肌の色が変化するため、UVケアに対しての意識が向きやすいですが、毛髪や頭皮は紫外線を浴びても自分では変化が分かりづらく、UVケアに意識が向きにくい部分です。
毛髪に関してはメカニズムがはっきり分からない部分も多いのですが、紫外線によって毛髪は乾燥・強度の低下・色素やツヤがなくなるなどダメージを受けているので、肌と同じようにUVケアをした方が美しい状態をキープできます。

髪のUVケアに便利なのはスプレータイプ

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

近年、様々な商品が発売されていますが、毛髪のUVケアで便利なのはスプレー(エアゾール)タイプです。
また、UV効果のあるヘアスタイリング剤なども、ヘアセットするついでにケアができるのでおすすめです。
種類も豊富ですし、身近にあるドラッグストアやバラエティショップなどで手軽に手に入れることができるので、まだ使ったことがない方はぜひ試してみてください。

夏の間はUV効果のあるドライシャンプーもおすすめ

日中汗をかいて頭皮のベタつきが気になる…という方にはドライシャンプーがおすすめです。ドライシャンプーとは水を使わないシャンプーのことで、頭皮の皮脂をコントロールしてサラサラに仕上げます。
商品によってはペしゃんとなった髪にボリュームを与えてくれるもの、髪にも体にも使えるもの、香りがついているものなどがあるので、お好みのタイプをセレクトするのも楽しいですね。ただし、頭皮トラブルがある方や肌が弱い方は様子を見ながら使ってください。

毛髪ケアもしたければヘアセラムを

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

UVスプレーやドライシャンプーは紫外線による外側からの刺激には効果的ですが、毛髪自体をケアしたい方はヘアセラム(髪用乳液・美容液)をぜひ使ってみてください。
洗髪の後にインバス・アウトバストリートメントを、髪を乾かす時にオイルを使っている方が多いと思いますが、オイルは髪表面を保護する役割があり、髪にうるおいを与える成分の入ったヘアセラムを塗布してから髪を乾かし、最後にオイルで仕上げると髪内部に水分がキープしやすくなります。
手間はかかりますが、髪も顔と同じように【汚れを落とす(クレンジング)→保水(化粧水)→保湿(乳液・美容液)→保護(オイル)】の順番でケアしてあげると、手触りが良くなったり、ダメージ補修効果をより実感しやすくなったります。

これから生えてくる髪のためにスカルプケアは必須

夏に取り入れたいヘアケア&スカルプケアのポイント

髪がうねって悩んでいる方も多いようですが、日本人の約7〜8割の人はくせ毛だと言われていて、ほとんどの方が髪のうねりを感じています。遺伝的要素も大きいですが、日頃のケアによって扱いやすい髪にすることはできます。
最近は研究が進んでいて「髪は復元できる」という説もありますが、髪が受けたダメージを元に戻すことは簡単ではありません。40代に入ると白髪が気になり始める方が増え、50代に入ると「髪の量が減った」「髪がぺしゃんとなる」「分け目の地肌が目立つ」など髪の悩みが増えていきますので、将来の美髪のために40代になったら季節を問わずスカルプヘアを取り入れましょう。

簡単にできるスカルプケアを教えてください!

一番簡単にできるスカルプケアはシャンプー時にしっかり頭皮をマッサージすること。シャンプーは毛髪の汚れを落とすためのものなのでゴシゴシ洗いは厳禁ですが、頭皮を傷つけないよう指の腹を上手に使って頭皮が動くくらいの圧でマッサージすると、頭の筋肉がほぐれ、血行が良くなります。頭皮を動かすだけで気分がスッキリしますし、頭皮は顔の筋肉とつながっているので、フェイスラインにも効果があります。
<マッサージの方法>
前髪の生え際とこめかみのあたりは指先に力を入れて小刻みに横に動かします。その後、髪の生え際から頭頂部に向かって指をジグザグ大きく動かしながらマッサージしましょう。頭の後ろの部分も忘れずに。
もし余裕があるなら頭皮マッサージ用のセラムやローションなどを用意してマッサージすれば、血行が良くなるだけではなく美容成分の効果も期待できます。

日々のセルフケアでつや髪をゲットしよう!

肌に比べて髪のケアは効果実感が感じづらく、つい面倒…と思ってしまいがちですが、人は髪のつやを見て相手の年齢(年代)を予想しているという説もあります。スキンケアをしっかりしていても髪がパサついていたら実年齢よりも老けて見られる可能性も。ダメージで後戻りできなくなる前にしっかりヘアケアをして、つや髪を手に入れましょう!

高橋果内子さん/美髪家・毛髪診断士
一般社団法人地域復興美と笑顔を繋ぐ会 代表理事。
自分で試して本当におすすめできるコスメやスパを世の中に紹介する“ビューティハンター”として活動する美容家。
美容好きが高じて20個以上の美容関連の資格を保有。
その知識を活かしてWEBメディアにて多数の連載を担当し、これまでの執筆コラム数は1,000本以上。
毎月11日(東日本大震災の月命日)には美容家仲間たちと一緒に「あなたの学びがボランティア」をコンセプトとした美容レッスンを開催中。
https://www.facebook.com/bitoegao/

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朝のメイクできれいに仕上げても、日中にはおでこやTゾーンがテカテカ…。そんな顔のテカリに悩まされたことはありませんか?メイクが崩れやすくなり、何とかしたい!と感じている人も多いはず。
ここではそんな顔のテカリについて、原因や対策、おすすめアイテムなどをご紹介します!

顔のテカリの原因とは?

顔のテカリの原因と対策

通常、皮脂は肌表面の保護膜となり私たちの肌を守る働きを持ちます。しかし、何らかの原因によってこの皮脂が過剰に分泌されることで、顔のテカリを招いてしまいます。皮脂が過剰に分泌される原因としては、次のようなことが挙げられます。

ホルモンバランスの乱れ

皮脂の分泌には男性ホルモンが関わっているため、ホルモンバランスの乱れによって男性ホルモンが優位になると、皮脂が過剰に分泌されることがあります。

食生活の乱れ

皮脂の分泌量は食生活とも深い関係が。スナック菓子や揚げ物、スイーツなどを頻繁に食べると、皮脂の分泌量が多くなると言われています。

肌の乾燥

水分量が減った肌は、さらなる乾燥を防ぐために過剰に皮脂を分泌させることも。

紫外線ダメージ

紫外線を浴びると、肌内部で炎症が起こります。すると肌のうるおいバリア膜も乱れ、肌の乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されます。

誤ったスキンケア

余分な皮脂や汚れを落とせていない、スキンケア時に摩擦が起こっている、といった誤ったスキンケアも、肌のバリア機能を低下させてしまい皮脂の過剰分泌を招きます。

過剰な皮脂をブロック!顔のテカリ対策

顔のテカリの原因と対策

顔のテカリ対策において大切なのは、皮脂の過剰分泌をブロックすること。そのためにおさえておきたいポイントを、生活習慣・スキンケア・ベースメイク、それぞれで見ていきましょう。

生活習慣

・ホルモンバランスの乱れを防ぐために、できるだけストレスをためないことや、良質な睡眠を十分にとることを心掛けましょう。
・揚げ物やお菓子、ジャンクフードなどはできるだけ控え、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。

スキンケア

・クレンジングや洗顔でしっかりと汚れを落とすことはもちろん、洗顔後の十分な保湿ケアは欠かせません。また、べたつきが気になるからといって、乳液やクリームを避けてしまうのはNG。さらなる乾燥から皮脂の過剰分泌を招くため、必ず化粧水のあとには乳液や保湿クリームを塗りましょう。
・紫外線対策として、必ず日焼け止めを塗ることも大切です。曇っている日や家の中でも塗ることで、万全なケアができます。

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ベースメイク

・下地には、余分な皮脂をブロックするものやメイクが長持ちする機能を持つものを。汗を多くかく場合は、ウォータープルーフや耐水性の表記もチェックすると良いでしょう。
・ファンデーションは、油分と水分のバランスが良く、肌への密着度が高いリキッドタイプがおすすめ。また、ファンデーションの厚塗りはテカリや崩れを招くため、薄づきを意識しながら塗ることもポイントです。
・ベースメイクの仕上げには、フェイスパウダーを塗りましょう。粉状のルースタイプよりも固形状のプレストタイプの方が高密着で、より皮脂を吸着するため、テカリ対策にはプレストタイプがおすすめです。

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最後に

顔のテカりの原因はさまざま。
ご自身にあてはまるものをチェックしながら、最適な皮脂対策でテカリ知らずの肌を目指していきましょう!

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ジメジメと蒸し暑く、肌にとっての不快指数も上がる梅雨の季節。汗や皮脂によるベタつきに加え、マスク蒸れによって肌荒れやニキビ、化粧崩れが気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ちょっぴり憂うつな梅雨を快適に乗り切るためのヒントとおすすめのアイテムを紹介します。

そもそも梅雨の時季に肌トラブルが増える理由は?

梅雨の肌ケア

気温と湿度の上昇により、皮脂や汗の分泌が盛んに

高温多湿な梅雨の時季は、皮脂と汗の分泌が盛んになるためベタつきや毛穴の開き、ニキビなどの肌悩みが多発しやすくなります。ニキビの要因となるアクネ菌は皮脂をエサに活発化して増殖してしまうので注意が必要です。
また、過剰な汗は蒸発時にうるおいを奪うほか、かゆみがでるなど、肌荒れの要因に。皮脂や汗が出たら、こまめにティッシュや清潔なタオル等でやさしくふき取るようにしましょう。

曇りの日も要注意! 6月の紫外線量はかなり高め

曇りや雨の日が多いからといって紫外線対策を怠ってしまうのはNG。曇りの日でも紫外線が降り注いでいることを忘れずに!
7〜8月に次いで紫外線量の多い6月。日焼けはシミやそばかす、乾燥などのあらゆるトラブルの要因となってしまうので、しっかり対策しておきましょう。

マスク蒸れによる肌トラブルも

高温多湿な梅雨の時季はマスク蒸れがさらに気になるところ。皮脂や汗とメイクが混ざり、崩れ悩みも勃発。うるおいバランスを整えながらも、サラッと快適な状態を保つメイクアイテムを駆使して乗り切りましょう。

インナードライにも要注意!

皮脂や汗が蒸発すると、うるおいも奪われてバランスが乱れやすくなります。すると、その乾燥を補おうと皮脂分泌が盛んになり、肌にとっては悪循環に。
肌表面はベタつくからといってスキンケアをおざなりにしてしまうと、うるおいが足りず、インナードライ状態になってしまうことがあります。肌のバリア機能を高めるためにも、水分と油分のバランスよく補う保湿ケアが必要です。

梅雨の肌トラブルを防ぐお手入れのポイントは?

梅雨の肌ケア

丁寧な洗顔とクレンジングを心がける

ベタつきの要因となる皮脂や、ニキビを引き起こす雑菌をしっかり取り除くために、いつもより入念な洗顔とクレンジングを心がけ、清潔な肌をキープしましょう。
しかし、1日に何度も顔を洗ったり、ゴシゴシ擦ったりするのはNG。肌に必要なうるおいまで奪われて、それを補うためにさらに多くの皮脂が分泌されてしまいます。洗顔は朝と夜の2回、たっぷりの泡で包み込むようにやさしく洗うのがポイント! クレンジングは、うるおいを残しながらメイクをオフできるミルクタイプなどがおすすめです。

スキンケアは保湿を重視する

梅雨の時季は気温と湿度の上昇によって、エアコンや除湿器を使う機会も増えてきます。しかし、これらを長時間使用すると室内の空気が乾燥し、気付かないうちにインナードライ肌に陥ってしまうことも。そのため、保湿重視のスキンケアを行うことが重要です。
化粧水で肌にしっかり水分を与えたら、乳液やクリームでフタをすることをお忘れなく! ベタつきが気になる方は、みずみずしい感触のアイテムを選ぶとよいでしょう。

フェイスマッサージで血行を促進する

梅雨は寒暖差が大きく、体が冷えやすい時季でもあります。体が冷えると血行不良を起こしてくすみの要因になるため、毎日のスキンケアにフェイスマッサージをプラスするのがおすすめです。マッサージ用のクリームがない場合は、保湿クリームをいつもより多めに塗布すればOK。
指先でくるくる円を描くようにマッサージすると血行が促進され、明るい肌印象へ! さらに、代謝が高まることでむくみ予防にもつながります。

紫外線対策をしっかり行う

梅雨の時季はついつい日焼け止めを忘れがちですが、紫外線の強さは真夏とほぼ同等! さらに、快晴の日の紫外線量を100%とした場合、曇りの日は約65%、雨の日でも約20%の量の紫外線が降り注いでいるため、日焼け止めは毎日欠かさず使用しましょう。2~3時間おきに塗り直すことも大切です。
また、急な晴れ間の“うっかり日焼け”にもご注意を! UVカット効果のある晴雨兼用タイプの傘を常備しておくとよいでしょう。

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肌悩みの多い梅雨シーズン。徹底した保湿ケアに加え、快適に使えるベースメイクを味方につけて、少しでも心地よく過ごしてくださいね♪

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海外ではメジャーな食事法のひとつである“グルテンフリー”。パンやパスタ、ケーキなど、小麦が含まれる食品を避ける食事法ですが、その効果や始め方については曖昧な人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、グルテンフリーで期待できる効果や、楽しみながら続けるヒントなどをご紹介します。

グルテンの体への影響

このように、料理をおいしくする要素のひとつとも言えるグルテン。しかし、腸内環境の乱れを招くことがあるとも言われています。
その理由のひとつが、グルテンは消化されにくいという性質を持つということ。腸内に蓄積しやすく、個人差はありますが、体に負担をかけてしまうことも。

グルテンフリーで期待できる効果

グルテンフリーとは

では、グルテンフリーを生活に取り入れることによって、どのような効果が得られるのでしょうか。

さまざまな不調を整える

グルテンフリーには、さまざまな不調を整えながら、体を良好なコンディションにする効果が期待できます。
もちろん、グルテンによる体への影響は個人差がありますが、小麦の摂取を控えることでこのような症状が改善された場合は、グルテンが原因のひとつになっていたのかもしれません。

・慢性的な頭の痛みや倦怠感、お腹の痛み
・咳やくしゃみ、皮膚かぶれなどのアレルギー反応
・肌荒れ
・不安やモヤモヤ
・集中力の低下
・不眠
など

ダイエット効果

“グルテンフリーによって痩せる”という科学的根拠はありませんが、以下のような理由からダイエットにも効果が期待できると考えられています。

脂肪の蓄積を抑えやすい
小麦には血糖値を急上昇させる糖質が含まれており、小麦を使った食事をとると血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。インスリンは脂肪をため込もうとする働きも持っているため、その分泌量が増えると体は脂肪がたまりやすい状態に。グルテンフリーによって小麦の摂取を控えることで、こうした血糖値の急上昇にともなう脂肪の蓄積を抑えることができます。

食欲を抑えやすい
グルテンを構成するタンパク質の一種である「グリアジン」は食欲増進効果を持ち、さらには中毒性があるとも言われています。そのため小麦を使った食事をとればとるほど小麦の摂取を求めるようになり、食欲も増す可能性が。グルテンフリーは「グリアジン」の摂取も控えられるため、こうした悪循環を断ち切ることにも期待が持てます。

摂取カロリーを抑えやすい
パスタやパン、ケーキなど、グルテンを含む食事は高カロリーのものが多い傾向にあります。グルテンフリーはこうした高カロリーの食事を控えることにつながり、結果的にトータル的な摂取カロリーも抑えることができるでしょう。

グルテンフリーを楽しみながら続けるヒント

グルテンフリーとは

さまざまなメリットが期待できるグルテンフリー。せっかく始めるなら、無理なく生活に取り入れたいですよね。ここでは、グルテンフリー生活を楽しみながら続けるためのヒントをご紹介します。

まずは主食を米類に

一度にすべての食事から小麦をカットすることはなかなか難しいものですが、それまでパンや麺類を選びがちだった“主食部分”を米類に変えるだけでも、グルテンの摂取量を減らすことができるでしょう。食べ比べをしながらお気に入りのお米を見つけてみたり、玄米や五穀米など、さまざまなお米の種類を楽しんでみたりするのもおすすめです。

米粉パンや玄米粉などグルテン代替食品を選ぶ

小麦粉に代わる代表的なものとして米粉が挙げられますが、その他にも玄米粉やそば粉、とうもろこし粉など、さまざまな粉類があります。最近ではこのような粉類を原料とした食品も多く市販されているため、パンや麺類などを食べたくなったときには、こうした“グルテン代替食品”を選ぶのも良いでしょう。

スイーツもグルテンフリーで楽しむ

ケーキや焼き菓子など、スイーツには小麦粉を使っているものが多いイメージがありますが、グルテンフリースイーツは意外と充実しているもの。例えばチョコレートやおせんべい、ポップコーン、ゼリーなどは小麦の入っていない商品が比較的多いと言えるでしょう。その他にも、フルーツやナッツ類、上新粉・団子粉を使った和菓子などもグルテンフリーで楽しめるスイーツのひとつです。ただし、主要部分以外で小麦が使われていることもあるため、完全に小麦をカットしたい場合は、成分表のチェックや製造元への確認をすることをおすすめします。

最後に

我慢の連続で大変そう…そんなイメージを抱く方も多いグルテンフリー生活ですが、コツさえつかめば楽しく取り入れることができそうですね。ご紹介したヒントを参考に、ぜひトライしてみてください♪

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スキンケアやメイク中に、白いものがポロポロと出てきた…という経験はありませんか?
しっかり洗顔したはずなのに、これは何?と疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、この「モロモロ」「ポロポロ」の正体や対策をご紹介します!

「モロモロ」「ポロポロ」の正体は?

スキンケアやメイク中に出る「モロモロ」「ポロポロ」の正体とは

原因のひとつはポリマー成分

スキンケアやメイク中に出てくる白い「モロモロ」「ポロポロ」は、使用しているアイテムに入っているポリマー成分(高分子成分)が原因のひとつであるとされています。
主なものとしては、ジメチコンやカルボマー、ヒドロキシエチルセルロースなどが挙げられますが、このポリマー成分に皮脂の塩分や別アイテムの成分が反応することで、ポロポロとした白い物質が現れることがあります。これが「モロモロ」「ポロポロ」の正体です。
ポリマー成分は、化粧水や美容液、クリーム、オールインワンジェルなどのさまざまなスキンケアアイテムの他、下地やファンデーションなどのベースアイテムに含まれていることもあります。

ヒアルロン酸やコラーゲンが影響していることも

「モロモロ」「ポロポロ」のもうひとつの原因として考えられるのが、保湿成分として多くのスキンケアアイテムに配合されているヒアルロン酸やコラーゲンです。
どちらも分子構造が大きいという特性をもつため、角質層まで浸透しきれず肌表面に残ることも。その状態で肌をこすることで「モロモロ」「ポロポロ」が出てくることがあります。

日焼け止めを塗っているときに出る場合は?

スキンケアやメイク中に出る「モロモロ」「ポロポロ」の正体とは

「モロモロ」「ポロポロ」は、スキンケアやメイク中だけでなく、日焼け止めを塗っているときに出ることもあります。
これは、増粘剤と粉状成分の組み合わせが影響していると言われており、例えば、ジェルタイプのスキンケアアイテム(増粘剤)のあとに、紫外線散乱剤(粉状成分)が含まれる日焼け止めを重ねることで現れやすくなります。

「モロモロ」「ポロポロ」対策!スキンケア&メイク時に気を付けることは?

スキンケアやメイク中に出る「モロモロ」「ポロポロ」の正体とは

ここでは「モロモロ」「ポロポロ」の対策として、スキンケアやメイク時に気を付けたいポイントをご紹介します。

スキンケアアイテムは少量ずつ塗る

スキンケアをする際、一度にたくさんの量を重ねると肌への浸透が妨げられ、スキンケア成分が肌表面に残ってしまいます。その状態が「モロモロ」「ポロポロ」の引き金になることもあるため、スキンケアアイテムは少量ずつ塗るように心がけましょう。

こすらずにハンドプレスでなじませる

スキンケアアイテムを肌になじませるときは、摩擦が起こらないよう注意しましょう。ゴシゴシこすったり強い力でパッティングしたりせずに、やさしくハンドプレスしながらなじませます。

時間を置いてから重ねる

化粧水、乳液、美容液、クリームなどはすぐには重ねないよう心がけるのも大切。それぞれがしっかりと肌になじむまで時間を置いてから重ねるようにしましょう。

スポンジやブラシを使う

下地やファンデーションを塗る際にも“摩擦”に注意を。指を使ってファンデーションを伸ばすとどうしても摩擦が起こってしまうため、ベースメイクの際にはスポンジやブラシを使用するのもおすすめです。

最後に

せっかくのスキンケアや美しいメイクの仕上がりを邪魔してしまう「モロモロ」「ポロポロ」は、ちょっとした心がけで出にくくすることができそう。
ぜひ、ご紹介した対策を実践してみてくださいね♪

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スキンケアの最初のステップであるクレンジング。
メイクをきれいに落とせていないと、化粧水や乳液がなじみにくくなるだけでなく、ニキビや肌あれの要因になってしまう場合もあります。
トラブル知らずの美肌を目指すためにも、自分にあったクレンジングでメイクをすっきりとオフすることが大切。
そこで今回は、自分に合ったクレンジングの選び方や洗い方のコツをご紹介。よく耳にする「乳化」についても解説します!

そもそもクレンジングの役割とは?

クレンジングの基本的な役目は、ファンデーションやアイシャドウ・リップなどの「油性のメイク汚れ」を落とすこと。
それに対して洗顔は、汗・皮脂・古い角質・付着したホコリなど「肌の汚れ」を落とすのが役目です。
そのため、軽くでもメイクをした日はクレンジングが必須になります。

クレンジングの種類と選び方

クレンジング

クレンジングの種類は、クリームタイプ、ミルクタイプ、ゲルタイプ、オイルタイプ、ローションタイプ、バームタイプ、シートタイプとさまざま。
ほかにも、落ちにくいマスカラやリップをオフするためのポイントメイクリムーバーなどがあります。
それぞれのテクスチャーや洗い上がりの特長をつかんで、肌質や好みにあったものを選びましょう。
季節や肌のコンディションによってアイテムを変えてみるのもおすすめです。

1.クリームタイプ

敏感~普通肌&肌へのやさしさを求める人に
油分と水分をバランスよく配合し、適度な洗浄力を備えているのが特長です。
肌に必要なうるおいを守りながらメイクをオフできるので、乾燥肌・敏感肌・インナードライ肌の方に◎。
クッション性が高く、肌への摩擦を軽減してくれるところもポイント。

2.ミルクタイプ

乾燥~普通肌&ライトなメイクの人に
クリームタイプよりも油分が少なく洗い流しやすいミルクタイプは、洗浄力と保湿力のバランスが良好
肌への刺激が抑えられるので、乾燥肌・敏感肌・インナードライ肌の方にも適しています。

3.ゲルタイプ

オイリー~普通肌&さっぱりな洗い心地を好む人に
ゲルタイプは、オイルフリーの水性タイプ、オイルインの水性タイプ、油性タイプの順に洗浄力がアップするため、購入前にチェックを。
密着力が高く、クッション性のあるテクスチャーで肌への摩擦を軽減しながらメイクを落とします。
さっぱりとした洗い上がりなので、脂性肌や普通肌の方と相性がよいでしょう。

4.オイルタイプ

普通肌&しっかりメイクの人に
配合しているオイル自体にメイクを落とす作用があるため洗浄力が高く、しっかりメイクもスムーズに落とせます
クレンジング後の乾燥が気になる方は、メイクが濃い日だけ、といった使い方もOK!
また、酸化皮脂による毛穴詰まりをケアしたいときにも活用できます。

5.ローションタイプ

オイリー~普通肌&すすぎ不要で素早くすませたい人に
“水クレンジング”と言われることもあるローションタイプは、油分をほとんど含んでいませんが洗浄力はバッチリ!
コットンに含ませてメイクを拭き取るだけでOKなので、すすぎは不要です。
まつ毛エクステに使えるタイプもあります。

6.バームタイプ

乾燥~普通肌&しっとりとした洗い上がりを好む方に
油性成分を固めたバームタイプは、体温でとろけてオイル状のテクスチャーに変化。
しっかりメイクもするんとオフする洗浄力を備えています。
それでいて肌のうるおいを逃さずキープしてくれるので、つっぱり感のないしっとりとした洗い上がりに。

7.シートタイプ

オイリー~普通肌&場所を選ばずメイクオフしたい方に
クレンジング剤が含まれたシートタイプは、メイクになじませつつやさしく拭き取るだけでOK。
高い洗浄力で目もと・口もとの濃いメイクも素早くオフできます。
疲れてすぐに化粧を落としたいときや外出先などでも、サッと使える手軽さが魅力です。

8.ポイントメイクアップリムーバー

マスカラやリップなどの落ちにくいメイクをオフするときに便利なのが、ポイントメイクリムーバー。
洗浄力は高いですが、目もと・口もとなど部分的に使用するため、肌全体に負担がかかりにくいというメリットがあります。

※タイプの説明は一般的な見解です。実際の商品によっては異なる場合もあるので、ご購入の際には注意事項や使用方法等をよくご覧ください。

クレンジングの「乳化」って何?

クレンジングをする女性

クレンジングをする際は乳化が大切、と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。乳化とは、クレンジングに少量の水やぬるま湯を加えると白く濁る現象のこと。クレンジングに含まれるオイルと水が混ざりあうことで起こります。

乳化させるメリット

メイクや汚れが落ちやすくなる
乳化させることによって、からめとったメイク汚れや皮脂が浮きやすくなるので、よりすっきりとした洗い上がりに。クレンジングが本来持つ力を発揮させるための大切なステップだといえます。

すすぎ残しによる肌トラブルを防げる
乳化させると、クレンジングが落ちやすい状態になります。すぐに洗い流してしまうよりもすっきりするのはもちろん、すすぎ残しによる肌トラブルを防ぐこともできます。

油性だけでなく水溶性の汚れも落とす
肌の汚れには、メイクや皮脂といった油性のものと、ホコリや汗など水性のものの2種類があります。油性成分をが主要としたなクレンジングオイルなどは水性の汚れが落ちにくい傾向にありますが、水分を加えて乳化させることで、水性の汚れにもしっかりアプローチできるようになります。

肌への負担が減る
汚れが落ちやすくなる乳化を経ることで、クレンジングの時間を短縮できるだけでなく、肌への摩擦を減らすことにもつながります。また、クレンジングのテクスチャーがなめらかに変化することもポイント。やさしくすすぐだけでスムーズにメイクを落とすことができます。

乳化のやり方とポイント

乳化のステップはとても簡単です。
1.乾いた手で、顔全体にクレンジングをなじませる
2.クレンジングとメイク汚れがよくなじんだら、手のひらに少量の水、またはぬるま湯をとり乳化させ、顔全体へやさしく広げる
3.水、またはぬるま湯ですすぐ

ポイントは、顔全体が白濁するまでやさしくなじませること。ぜひ今日から気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ジェル・ミルク・クリームタイプのクレンジングの乳化は不要?

乳化は、オイルと水を一体化させることで起こる現象。そのため、クレンジングオイルの場合は乳化させることでよりきれいにメイクを落とすことができるようになります。
一方で、ジェルタイプは油分が少ないので、乳化させる必要がないものが多い傾向にあります。ミルク・クリームタイプはすでに乳化してあるような状態なので、こちらも基本的に乳化は不要です。
ただし、商品によっては乳化を推奨しているものもあるので、購入の際にチェックしてみてください。

クレンジングする際のポイント

クレンジングをする女性

1.ポイントメイクは専用クレンジングで最初にオフ!

ウォータープルーフのマスカラやアイライナー・落ちにくいリップなどは、ポイントメイク用やアイメイク用といった専用のクレンジングで最初にオフを。
メイクが残っていると肌トラブルにつながることもあるので、目の際をはじめ落としにくいパーツは綿棒やコットンなどを活用してやさしくきちんと落とすことを心掛けて。

2.肌に摩擦を与えないようやさしく洗う

使用量をよく確認してクレンジング剤を手に取ります。
量が少ないと肌に負担がかかりやすくなるので要注意。
また、メイクをしっかり落とそうとして、ゴシゴシと強く擦るのも絶対にNG!
Tゾーンからクレンジングをのせていき、顔の中心から外側へ肌を動かさないようになじませます。

3.小鼻などの細かい部分は指の腹で

小鼻など毛穴が詰まりやすいパーツは、指の腹を使ってくるくるとやさしくなじませましょう。

4.すすぐときはぬるま湯でしっかりと

水が冷たすぎると汚れやクレンジング剤が残りやすく、熱すぎると必要な油分まで一緒に落ちてしまいます。ぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。

最後に

「なんだか最近、肌の調子が上がらない…」と感じたら、与えるケアだけでなく落とすケアにもぜひ注目してみてください。
肌に合わせたクレンジングを選ぶことで、コンディションが安定してくるはず。
こまめに肌と会話をしながら、美肌を育てる工夫をしていきましょう!

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暑い季節を快適に過ごすために欠かせない冷感グッズ。なかでも代表的なのが「メントール」を活用したアイテムですよね。
でもこのメントール、いったいなぜ“冷たさ”を感じることができるのでしょうか。
そんな疑問を解消するべく、今回は「メントール」の正体を深掘りしていきます!

メントールとは?

メントールとは

メントールとは、シソ科のハッカ属に分類される葉から抽出される成分(結晶)です。爽快な香りや清涼感、スーッとした冷涼感をもたらすのが特徴で、以下のような効果・効用を持ちます。

・神経への作用
・抗アレルギー作用
・抗菌効果
・防虫、忌避効果
・経皮吸収促進作用
など

メントール誘導体:メントキシプロパンジオール(清涼剤)とは?

ひんやり成分「メントール」とは

メントキシプロパンジオールとは、メントールにプロパンジオールを結合させた「メントール誘導体」です。天然のメントールに似た香りを持ち、例えば、湿布などの貼り薬や入浴剤、歯磨き粉、マウスウォッシュ、ヘアケア製品など、日常で使用するさまざまな製品に配合されている他、医薬品や健康補助食品などでも使用されています。

メントールとミントとはどう違うの?

前述のとおり、メントールはハッカ属の葉から抽出される成分ですが、ミントは、その葉(ハッカ属に分類される植物)の総称のことを指します。
また、このミントの代表的な品種としてペパーミントとスペアミントがありますが、この2つはメントールの含有量が大きく違い、それぞれの風味や香りの特徴を活かしながらさまざまなものに使い分けられています。

スペアミント(メントール含有量:約0.05%)

爽やかな香りとクールな味わいが特徴。肉料理や飲料、シェービングクリーム、歯磨き粉などに多く使用されます。

ペパーミント(メントール含有量:約40%)

強い香りとスパイシーな風味が特徴。ハーブティーやお菓子、体の痛みを和らげるバームやクリームなどに多く使用されます。

冷感効果を感じる理由

ひんやり成分「メントール」とは

メントール成分の入ったものを口にしたりそれに触れたりすることで、ひんやりと冷たく感じることがありますが、いったいなぜそのような冷感効果を感じるのでしょうか。
そこには、人間の温度感覚受容体の一種である「TRPM8」に対する作用が大きく関わっていると言われています。
この「TRPM8」は、氷やお湯などによる温度刺激や、清涼感成分・辛み成分などによる化学刺激への感度が非常に高い受容体です。メントールも清涼感成分であることから、肌や口内で触れることで刺激となり、それが電気信号となって脳に伝わり「冷たい、熱い」と感じるのです。
ちなみに、メントール成分を増やせば増やすほど冷感効果が得られるのか?というとそうではなく、その成分が高まることで“痛み”を感じることも。
熱すぎたり冷たすぎたりする過剰な温度刺激が与えられると「痛い」と感じるのと同様で、強い化学刺激による「TRPM8」の活性化も“痛み”を引き起こすため、このような現象が起こります。

最後に

これからの暑い季節には、ますます活躍してくれそうなメントール。
どのミントが使われているのか?にも注目してみると、求めている冷涼感にピッタリのものが選べるかもしれませんね♪

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