それぞれの効果や特徴は?5つのブライトニング成分を徹底解剖!

ブライトニング成分紹介
●スキンケア

シミやそばかすなどをケアしながら、透明感のある美肌づくりをサポートするブライトニング成分。
さまざまな種類がありますが、いったいどのような違いがあってどう使い分けるのが良いのか、悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、5つのブライトニング成分を徹底解剖。それぞれに期待できる効果や特徴などをご紹介します♪

ビタミンC誘導体

その高い抗酸化作用から、美容には欠かせないビタミンC。しかし、皮膚への浸透力が弱い点や、空気に触れると酸化しやすいといったデメリットもあり、そのままでは化粧品などに配合することが難しい成分でもあります。ビタミンC誘導体は、そんなビタミンCのデメリットを改良し、ピュアなビタミンCよりも高い効果が期待できるものとして、さまざまな外用薬やスキンケア用品に使用されています。

効果

・シミの予防
・できてしまったシミを薄くする
・コラーゲンの合成やタンオーバーの促進、抗酸化といったアンチエイジング

特徴

ビタミンC誘導体には、水溶性・油溶性・両親和性(水溶性と油溶性の性質を併せ持つもの)の3タイプがあります。それぞれ吸収性や持続性などが違い、その効果にも差がありますが、両親和性は浸透力が非常に高く、3タイプの中で一番高い効果が期待できるとされています。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は人工的に作られたアミノ酸のひとつで、炎症を抑える効果を持つことから、元々は医薬品に配合されていました。その後、肌荒れの防止、さらにはシミの改善に効果が期待できる成分として厚生労働省に認可され、医薬品やさまざまなスキンケア用品に使用されるようになりました。

効果

・メラニン色素を生み出すメラノサイトの活性化を鈍化させ、シミやニキビ跡などによる色素沈着を予防する
・肝斑の予防、改善
・炎症やアレルギー反応を抑制し、肌荒れを防ぐ

特徴

化粧水や美容液など、市販のスキンケア用品から手軽に摂り入れることができますが、その他にも美容クリニックなどで処方される外用薬や、美容皮膚科でのイオン導入もあります。
体の内側から摂り入れたい!という方には内服薬もありますが、その種類や購入方法などは事前に専門医へ相談をしましょう。

ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは「ニコチン酸アミド」とも呼ばれる、ビタミンB群の一種です。水に溶けやすい性質であるため、化粧水や美容液などさまざまなスキンケアアイテムに配合されており、肌のバリア機能をサポートする働きから、敏感肌でも使いやすい成分と言われています。

効果

・シミやニキビの予防
・シワ改善
・保湿

特徴

肌からの摂取はもちろん、タラコやカツオ、キノコ類などに多く含まれ、食べ物からも摂取が可能。その他、サプリメントでも手軽に摂り入れることができます。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、イチゴやコーヒーにも含まれ、天然にも存在している成分です。日本では2002年に一般医薬品として認可され、今では皮膚科や美容クリニックでハイドロキノンクリームとして処方される他、一般化粧品にも使用が広がりました。

効果

・シミの原因となるメラニンの生成を防ぐ
・メラニン色素を生み出すメラノサイトを破壊する
・メラニン色素を還元し、シミを目立たなくする

特徴

特に効果が期待できるのは、紫外線やホルモンバランスの乱れなどから生まれる後天的なシミです。ハイドロキノンの主成分であるヒドロキノンは、メラニン合成するのに必要なチロシナーゼという酵素の働きを抑えます。また、メラニン色素を作るメラノサイトの数を減らす働きもあるといわれています。

アルブチン

アルブチンは、シミの原因となるメラノサイトが持つ酵素「チロシナーゼ」に直接作用して、メラニンの生成を抑制する効果が期待できます。紫外線を受けた肌にシミを作らせないよう働き、シミやそばかすを防ぎます。その低刺激性や手頃な価格からさまざまなスキンケアアイテムに使用され、多くのプチプラコスメにも配合されています。

効果

・シミの予防

特徴

アルブチンには、ハイドロキノンとブドウ糖を結合させた「α-アルブチン」と、天然成分である「β-アルブチン」の2種類があります。価格が高くなるものの、より高い効果が望めるとされているのはα-アルブチン。
また、スキンケアだけではなく、サプリメントから摂取することも可能です。

最後に

ブライトニング成分紹介

秋冬でも決して手を抜くことのできないブライトニングケア。
さまざまなブライトニング成分がありますが、ご自身にフィットした組み合わせや取り入れ方で、入念なケアをしていきましょう♪

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