紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いって?日焼け止めの基本知識もご紹介!

●スキンケア

肌老化の要因の8割を占めるといわれる紫外線。すこやかな透明感のある肌を育むためには、日々のケアが大切です。
そこで今回は、紫外線防止剤をはじめ、日焼け止めの基本知識をご紹介します。この機会にぜひ、日焼け止めの選び方をマスターしてくださいね!

日焼け止めで重要な役割を担う“紫外線防止剤”とは?

日焼け止めをはじめとするUVケア化粧品には、紫外線から肌を守る“紫外線防止剤”が配合されています。「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2種類で組み合わせて処方することによって効果を高めることができます。子ども用や敏感肌向けのものは「紫外線散乱剤」のみを使用した商品も多く、ノンケミカル処方や紫外線吸収剤フリーと表記されています。

UVケア知識

紫外線吸収剤の特徴

化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換し放出することで紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぐ成分です。
肌に塗ったときに白浮きやきしみ感もないので、デイリーユースには最適。紫外線カット効果が高い反面、まれにかぶれなど、肌に刺激を感じてしまう人がいます。

▼代表的な化合物
・メトキシケイヒ酸オクチル(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
・ジメチルPABA オクチル
・t- ブチルメトキシジベンゾイルメタン など

紫外線散乱剤の特徴

肌表面を覆い、紫外線を反射&散乱させることで物理的に遮断します。UV-A~B波まで幅広く散乱することができ、長時間使用しても低刺激なのが特長。
白い粉体で皮脂を吸着しやすく、肌のカサつきや白浮きしやすいといった点もみられましたが、最近では改良された製品が多くなってきています。

▼代表的な化合物
・酸化亜鉛
・酸化チタン など

日焼け止めを選ぶ際に知っておきたい基礎知識

UVケア知識

日焼け止めを選ぶ際に見かける「SPF・PA」の表記。なんとなく数値の大きいものを選んでいるという方も多いのではないでしょうか?どんな意味を持つのか改めておさらい! さらに、2022年12月から開始された新基準の「UV耐水性」もチェックしていきます。

日焼け止めの効果表示(SPF・PA)とは?

【SPF】
Sun Protection Factor の略語。UV-Bによる赤くなる日焼け・サンバーンの防止効果を表す値です。SPF10~50、50+で表し、数が大きくなるほどカット効果が強くなります。

【PA】
Proteciton Grade of UVA の略語でUV-Aによって肌が黒くなる日焼け・サンタンの防止効果を表しています。+の数が多いほどカット効果もアップ。4段階(PA+、PA++、PA+++、PA++++)に分けてUV-Aの防止効果を表示しています。

UV耐水性とは?

2022年12月から新しく導入された「UV耐水性」は「SPF」が、水に触れた後にどれだけ保持されているかの耐水性効果を表したものが表記されるようになります。
あくまでも、海水浴など水に接したり、浸かったりするときの日焼け防止効果であり、汗に対する強さを示すものではありません。

UV耐水性★(UV耐水性☆):定められた測定法で合計40分(20分×2回)の水浴時間をクリア
UV耐水性★★(UV耐水性☆☆):定められた測定法で合計80分(20分×4回)の水浴時間をクリア

基準を満たす製品は、2段階の★or☆の数で示し、それぞれワンスター、ツースターと読みます。
2024年11月30日までは移行期間のため、まだ「UV耐水性」が表記されていない製品もありますが、プールや海水浴などで使用する場合は、ぜひチェックしてみてください。

日焼け止めの選び方のポイント

UVケア知識

紫外線ケアは、一年中行うのがマスト。夏と冬では受ける紫外線量も異なるので、環境に合わせて、以下のようなポイントで日焼け止めを選ぶのが効果的です。

季節と生活シーンに応じたSPF・PAで選ぶ

【春・秋・冬の日常生活:SPF25/PA++】
夏以外も油断は禁物! 強い日差しはないものの紫外線は降り注いでいます。肌に負担をかけず日常的にケアできるものを。

【夏・アウトドアシーン:SPF40以上/PA++以上】
UV-Bの強いダメージをダイレクトに受ける屋外では、SPF値の高いものを選びましょう。PA値も高ければGOOD。

テクスチャーで選ぶ

ミルク・クリーム・ジェルなど日焼け止めのタイプもさまざま。ベタつきのない、つけ心地のよいものなどが増えています。乾燥が気になるときはミルクやクリームタイプ、外出中や手軽にすませたいときはスプレーやスティックなど、目的やライフスタイルに合わせて選びましょう。

肌への刺激、やさしさで選ぶ

日焼け止めにかぶれやすい、肌がゆらぎやすいという方は、紫外線吸収剤不使用のものを選んでみてください。敏感肌向けの製品をチェックしてみるのも◎

「アンプルール」のおすすめ日焼け止めをチェック!

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紫外線カット効果に加え、大気汚染やブルーライト対策にも対応した日焼け止め美容液。白浮き&きしみ感もなく、軽やかなつけ心地でしっとりと肌になじみます。乾燥や加齢による肌トラブルにアプローチして、使いつづけるたび美しさをワンランクアップ♪ なめらかに肌を整えて透明感をもたらしてくれるので、化粧下地としても使えます。

そのほか、強力な紫外線カット効果を備えながら、肌を明るく見せるトーンアップタイプや水のようにフレッシュな使用感のジェルタイプのアイテムも!

くすみや肌不調を自然にカバーするトーンアップUV

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最後に

未来の肌を守るために日焼け止めは重要なアイテム。成分や効果について深く理解し、利用シーンや肌タイプに合わせて上手に使い分けることができれば、紫外線ケアがもっと快適になるはず♪

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