年の瀬には部屋も心もスッキリと!暮らしを豊かにする「断捨離」の極意

断捨離とは
●ライフスタイル

ものはどんどん増えるのに、使わないものはなかなか捨てられない……という人も多いはず。
今年の年末は、部屋の大掃除がてら、「断捨離」にも挑んでみませんか?
必要なものだけが手もとに残り、部屋も心もスッキリするはず。断捨離のメリットや上手なやり方、リバウンド防止策を紹介します。

「断捨離」ってどういうこと?

断捨離とは

「断捨離」とは、ただ不要なものを処分することではなく、ものにとらわれずに生きていこうという考え方のこと。
もともとはヨガの「断行」「捨行」「離行」という3つの考えを日常に落とし込んだもので、つまり「不要なものを絶つ、捨てる、ものに執着せず離れる」というシンプルなライフスタイルを目指す考え方です。作家のやましたひでこ氏の著書『新・片付け術 断捨離』のヒットにより、断捨離という言葉が広く知れ渡るようになりました。

断捨離と似たような意味で、「ミニマリスト」という言葉がありますが、こちらは「生活に不要なものは持たず、最小限のもので暮らす」という考え方。断捨離は「最適なものを最適な量」にすることで、ミニマリストは「持ち物を最小化」することなので似て非なるものです。

断捨離のメリット

断捨離とは

断捨離の効果のひとつが、自分の価値観を再確認できること。流行や人に勧められて手に入れたものは思い入れがない場合も少なくありません。
断捨離をすると、自分にとって本当に価値のあるものと、そうでないものを仕分けられます。そうすると、本当に自分に必要なものを選ぶことができるようになり、無駄遣いが減るようにも。また、自分が管理できる量を身の回りに置くので、”どこに仕舞ったっけ?”とものを探す時間や手間がなくなります。

【断捨離のメリット】

・自分の価値観を見直せる
・無駄遣いが減る
・ものを探す時間や手間が省ける

断捨離のやり方

断捨離とは

断捨離は、「分類する」「残すものを決める」「収納する」3段階で行なうのが成功の秘訣。また、一度で片付けようとせず、”今日はクローゼットの中だけ”など場所ごとに区切って行なうのも確実に断捨離を行なうコツです。

1.「いる」「いらない」「保留」の3つに分類する

片付けると決めた場所のものを全て取り出し、「いる」「いらない」「保留」の3つに分類します。毎日使う、毎年限定した時期に必ず使うものなどは「いる」に。何年も使っていない、開封していないものなどは「いらない」に分けられるでしょう。たまに使う、愛着があると迷うものは「保留」に仕分けます。

2.手もとに残すものを決め、使用頻度で分ける

断捨離する場所の収納できる適正量を考えて、手もとに残す量を決めましょう。量の判断がつかない場合はボックスに入る分だけ残す、などと工夫すると決めやすくなります。
「いる」としたものの中から使用頻度の高いものと低いものを仕分けます。よく使うものは取り出しやすい場所に、ときどき使う程度のものは奥へ。使用頻度で分けると、次回の断捨離の際に仕分け対象になるものが出る可能性も。

3.収納スペースに対して7割を意識して仕舞う

収納が苦手な人にありがちなのが詰め込みすぎです。収納する場所に対して7割を意識し、余白をつくることをこころがけて。

check:「保留」と分類したものは後日見直そう!

「保留」としたものは、1ヵ月など期限を決めて、目につかない場所に仕舞います。愛着があるものなどは一旦、仕分けを離れることで客観的にものを見ることができます。残すべきか捨ててもいいか、後日再検討しましょう。

【アイテム別】断捨離のコツとリユース

断捨離とは

断捨離で手離すものとしては、主に衣類、本や雑誌、食器類が挙げられます。アイテムごとに断捨離のコツがあるので覚えておきましょう。

【衣類】

何年も着ている服やほつれがある服、自分のテイストには合わなくなった服は処分しましょう。1年以上着ていない服は、もう着る機会はないと考えてもOK。サイズが合わなくなった服は、ダイエットの目標になりそうなら残しておくのもアリ。
また、衣類や靴などを発展途上国への寄付として受け付けている法人などもあるので、捨てる以外の選択肢も。

【本・雑誌】

読み途中のまま置かれている本は、今後も読む機会はないと考えて処分を。気に入っている作家の作品だけ厳選して残すのも手です。
雑誌は、残しておきたいページだけを切り取ってスクラップしておけばOK。
古本買取サービスを利用するのも良いでしょう。

【食器類】

頂き物で好みのテイストではない、サイズやデザインが使いにくい、ちょっと高級なブランドの食器など、使わずに奥へしまっていたら潔く処分しましょう。
使える食器は廃棄するよりも、フリマを利用したり、知り合いに譲ったりするのも一案です。

断捨離リバウンドを防ぐには?

断捨離とは

せっかく断捨離をしても、またものが増える「リバウンド」をしてしまうことも断捨離初心者あるあるです。基本は、ひとつ買ったらひとつ捨てること。新調したい服がある場合、同じテイストの服や同じ季節の服を捨てる入れ替えをすれば断捨離が無駄になりません。
また、手もとに残すものは置き場所を固定し、その場所に収納する量の上限を決めるのも方法です。

「断捨離」で心もスッキリ!

不要なものを手放すだけではなく、余計な感情や執着をも手放し、心身ともに軽やかになれば断捨離は成功です! 気持ちの整理をしたい人にも断捨離はいいかもしれませんね!

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