寒暖差が肌荒れの要因に?健やかな肌を保つための対策とは

寒暖差による肌荒れとは
●スキンケア

気温も湿度もますます下がり、いよいよ本格的な乾燥シーズン。スキンケアにはより一層力を入れておきたい季節ですよね。さらにこの時季、日々の“寒暖差”も肌にとって大きな負担になっているのをご存知ですか?
冬の寒さにも負けない健やかな肌を目指すべく、この時季特有の寒暖差による肌荒れについて、その特徴や対策方法をチェックしておきましょう!

寒暖差が肌荒れを招く理由

寒暖差による肌荒れとは

前日との気温差が大きく違ったり、暖かい日中に対して朝晩はグッと冷え込んだり…季節の変わり目は、そんな日々の寒暖差が激しくなる季節でもありますよね。
実はこの寒暖差、体調不良のみならず、肌の不調を引き起こす原因にもなってしまうことがあるのです。 その理由は主に2つ挙げられます。

1.バリア機能の低下

寒暖差が激しいと、肌の保湿機能を保つために必要な酵素が細胞内から減少します。それによって肌本来のバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れを引き起こしてしまいます。

2.自律神経の乱れ

寒暖差は自律神経の乱れも引き起こすと言われています。自律神経が乱れると、心と体を緊張させる「交感神経」が優位な状態に。すると血管の収縮、血行不良が起こり、肌荒れや乾燥などの肌トラブルを招いてしまうことも。

寒暖差による肌荒れの特徴

なんだか最近、肌の調子がイマイチ…?もしかしたらそれは、寒暖差による肌不調かもしれません。こんな症状、気になっていませんか?

・肌のかさつきやごわつき
・肌のくすみ
・化粧水や乳液などが肌に浸透しづらい
・化粧のりが悪い 
・赤ら顔になりがち
など

寒暖差による肌荒れの対策

寒暖差による肌荒れとは

寒暖差から肌を守るためには、次のような対策が効果的です。

スキンケアは“低刺激”を心がけて

寒暖差の影響を受けている肌は、バリア機能が低下して敏感に傾きがち。そんなときには、刺激の少ないスキンケアを心がけましょう。

・洗顔
たっぷりの泡で、手で肌を直接こすらないように洗いましょう。すすぎは熱いお湯ではなくぬるま湯で。泡が残っていると肌への刺激になるので、すすぎ残しにも注意が必要です。水気を拭く際もゴシゴシはNG。タオルを押し当てるようにして水分を拭き取りましょう。

・化粧水や乳液
保湿アイテムは敏感肌用を選んでも◎。コットンでパッティングする場合は強く叩かずにやさしい力加減で。最後に、うるおいを逃さないようフェイスクリームでフタをして、ハンドプレスで仕上げましょう。

自律神経を整える

自律神経の調整は、食事や睡眠環境など、さまざまな面からアプローチできます。

・食事
栄養バランスの取れた食事を心がけ、肉・魚・野菜・乳製品などさまざまな食材から栄養素を摂取しましょう。食事だけでは不足してしまう場合は、サプリメントでの補給も◎です。

・生活習慣
適度な運動は、自律神経を整えるのに非常に効果的です。軽いストレッチや短時間のウォーキングなど、無理のない範囲で生活に取り入れてみましょう。また、一日の中でリラックスタイムをとることも大切。シャワーだけで済まさずに温かい湯船につかる、趣味を楽しむなど、心が安らげる時間を意識的につくるようにしましょう。

・睡眠環境
就寝前の食事やカフェインの摂取は、深い眠りを妨げてしまうため、できるだけ控えるよう心がけましょう。また、うっかりやりがちな“寝る前スマホ”にも要注意。スマホ画面からの光が、睡眠を誘うホルモン「メラトニン」の分泌を抑え、睡眠の質を下げてしまいます。就寝前にはスマホから離れるよう意識すると良いでしょう。

最後に

無意識のうちに心身や肌に影響を及ぼしている寒暖差。日々の対策を心がけ、先回りしてコンディションを整えていきましょう!

関連記事一覧