子どものスキンケアの方法とは?大切な肌を守るために気をつけたい洗顔やUVケア方法

●スキンケア

しっとりすべすべに見える子どもの肌ですが、実は乾燥しやすくとてもデリケート。刺激を受けやすい子どもの肌を守る正しいスキンケアと、これからの季節に気になる紫外線対策についてご紹介します。

子どもの肌の特徴って?

子どものスキンケアの方法とは

赤ちゃんを過ぎて幼児期になると、何でも自分でやりたがるようになり、慌ただしい毎日の中で子どものスキンケアがおろそかになってしまう…ということはありませんか?ところがこの時期からは子どもの生活環境もより活発になり、汗や汚れなどで皮膚トラブルも増加します。
幼児期の子どもにはどのようなケアが必要になるのか、まずは子どもの肌の特徴を見ていきましょう。

・皮脂量が少なく乾燥している
・バリア機能が未成熟で刺激を受けやすい
・汗をかきやすく肌トラブルを起こしやすい
・紫外線の影響を受けやすい

3歳から10歳くらいまで、子どもの皮脂分泌量は思春期以降に比べてとても少なく、乾燥しやすい状態です。皮脂は肌のバリア膜となって水分を保持したり、外からの異物が体の中に侵入したりするのを防いでくれます。そのため、皮脂分泌の少ない子どもの肌は、外的刺激を受けやすい特徴があります。
また、体が小さいにもかかわらず汗腺の数は大人と変わらないため、汗をかきやすく肌トラブルにつながることも少なくありません。
さらに皮膚が薄く敏感な子どもは、紫外線の影響を受けやすいことも忘れてはいけません。

大人の肌との違い

子どもの肌の特徴を見てきましたが、その理由はなんといっても“大人の肌との皮膚の薄さの違い”にあります。成長過程の子どもの肌は未完成で、外的刺激から肌を守る表皮の厚みは、乳幼児は大人の約半分といわれています。このため子どもの肌は水分や油分を保持しにくく、バリア機能が弱くなってしまうのです。
子どもの皮膚の厚さが大人と同じくらいになるのは、12歳から16歳頃の思春期あたりといわれています。そのため、幼児期から学童期のスキンケアが大切です。

スキンケアの選び方と正しい使い方のポイント

子どものスキンケアの方法とは

スキンケアの基本は「皮膚を清潔に」して「しっかり保湿」すること。
ボディソープは、子ども自身が簡単にふわふわの泡をつくることのできるフォームタイプが人気です。
スキンケアアイテムは、シンプルな処方で合成香料や合成着色料、パラベン、アルコールなどを使用しない低刺激のものを選ぶのがおすすめ。
クリーム、ローション、フォームなど様々なタイプがありますが、スキンケア習慣に取り入れやすく、親子ともに使い勝手がいいと感じるものを選ぶのがいいでしょう。ポンプタイプであれば、子どもが自分でつける習慣も育みやすくなります。

正しい洗い方・保湿剤の使い方

体を洗う時は、ふわふわの泡で肘やひざ、首のしわなど洗いにくい部分までやさしく丁寧に洗い、しっかりとすすぎましょう。タオルで拭くときもゴシゴシ擦らずに軽く押し当てて水分を拭き取ります。
保湿剤は清潔な手のひらに取り、浸透させるようにやさしく塗り広げます。手のひらで温めるようにすると、より肌なじみがアップ。塗った部分にティッシュが張り付くくらいの、少し多いと感じる程度が適量です。お風呂上りだけでなく朝も塗る習慣がつくとさらにベストでしょう。

UVケアの選び方と使い方

子どものスキンケアの方法とは

子どもの皮膚は紫外線の影響を受けやすいため、外遊びの時間が多くなってきたら紫外線対策も忘れずに。デリケートな子どもの肌のために、敏感肌用やベビー・子ども用など低刺激な日焼け止めを選びます。最近では紫外線吸収剤無配合で伸びの良いものや、UVカットと虫よけが同時にできる便利なアイテムも増えています。
屋外で遊ぶ場合はSPF20~40・PA++~+++、海水浴や炎天下で長時間過ごす場合はSPF30~50+、PA++~++++程度の紫外線カット効果の高い日焼け止めにするなど、シーンに合わせて選びましょう。
使用の際はムラにならないよう伸ばし、汗をかいた時やタオルで拭いた後などはこまめにつけ直します。
また、夏は日差しの強い時間帯を避けて遊んだり、帽子や長袖の着用で対策したりすることも大切です。

未来の肌のために今から正しいスキンケアを

子どものスキンケアの方法とは

子どもの肌はデリケートだからこそ、毎日のスキンケアや紫外線対策で健やかな肌コンディションを維持することが大切です。親子のスキンケアタイムを楽しみながら、子ども自身が自分の体をケアする習慣をつけていけるよう、心と体の成長をサポートしてあげましょう。

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