耳をひっぱるだけで超健康!? 「神門」って知っていますか?|ビューティスペシャリストコラム

女性の耳
●ビューティー&ヘルス
美容のスペシャリストたちが、さまざまなアプローチからキレイのヒントをリレー形式でお届け! 今回執筆を担当するのは、メイクやファッションのトレンドにも詳しい美容家の高橋果内子さんです。

耳をひっぱるだけで超健康!? 「神門」って知っていますか?

女性の顔

私が美容業界に入って15年。これまで数々の美容・健康法を学び、実践してきましたが、2021年から“耳をひっぱるだけで超健康になる”と言われる耳ツボ神門(しんもん)」を刺激する健康法を拡める神門美容家としても活動をスタートしました。

ツボと聞くと、足裏や手のツボをイメージする人が多いと思いますが、耳にもたくさんのツボがあります。中でも「神門」というツボの名前を聞いてことがある人は、まだ少ないのではないでしょうか?

今回は、無限の可能性を秘めた「神門メソッド」についてご紹介したいと思います。


「神門」「耳ひっぱり」って何?

耳ツボ療法の歴史は古く、約2,000年前に中国で編まれた最古の医学書である『黄帝内径(こうていだいけい)』に、「耳鍼(じしん)療法りょうほう」として紹介されています。

また、西洋医学の世界でも「耳には全身に対応した反射区が分布している」という考え方に基づき、反射区を刺激して病気治療を行う「耳介(じかい)療法」を提唱。このように「耳ツボ」を刺激する健康法は東洋医学・西洋医学、両方の世界で古くから認められてきたと言えます。

「耳ツボ」の中には、自律神経を整える優れた作用を持つ「神門」というツボがあります。この「神門」を自分で簡単に刺激する方法が「耳ひっぱり」です。

「耳ひっぱり」をすることにより、瞬時に血流量が変化し、脳などに変化が起こると言われ、健康・心の安定・能力アップと多岐にわたる効果が期待できます。

そんな「神門」の魅力に気づき、十数年以上にわたり「神門」を独自に研究、耳ひっぱり「神門メソッド」を確立したのが、私の師匠でもあり、神門研究家で『神門堂shinmondo』の主宰者でもある飯島敬一さんです。

ワークショップや講演を通して、今では1,200人以上の神門のプロのセラピストを輩出。累計70万人の方がその効果を体感しています。


どうして耳をひっぱるだけで超健康になると言われているの?

「自律神経の乱れは万病のもと」と言われていますが、耳ひっぱり「神門メソッド」開発者飯島敬一さんは、神門研究のため数々の文献を読み、さまざまな専門家の方々と意見交換をするうち、耳のツボ「神門」は現代で言うところの「自律神経」に作用する、ということにたどり着きました。

自律神経は、血管や内臓の働き・呼吸・体温・消化・ホルモン分泌などを無意識に調整している神経で、交感神経と副交感神経からなります。

交感神経と副交感神経はシーソーのように拮抗して働き、一方が優位になるともう一方の働きが抑えられます。両方がバランスよく働いていると健康を保つことができるのです。

不規則な生活やストレスは自律神経のバランスを乱し、主として交感神経を過度に緊張させます。

すると、血管が収縮して血流が悪くなったり、イライラしたり、不眠や冷えなどの不調に悩まされたりします。これが「自律神経の乱れは万病のもと」と言われる所以です。

耳ひっぱり「神門メソッド」は、自律神経のバランスを瞬時に整える健康法と言えます。

これまで多くの方が体感した耳ひっぱり「神門メソッド」ですが、「神門」を刺激すると顔がリフトアップする、血流が良くなって目の下のクマが目立たなくなる、肌にハリが出てほうれい線が目立たなくなるなど、健康面だけではなく美容に関する効果も体験者から寄せられています。


「耳ひっぱり」のやり方は?

耳のツボ「神門」をピンポイントに刺激できれば最も効果があると言われていますが、詳しいことがわからないと小さなツボを押さえることは難しいでしょう。

そこで、セルフケアをしたい人向けに、耳ひっぱり「神門メソッド」では、耳を上から「神門ゾーン」「肩首ゾーン」「頭ゾーン」3つのゾーンに分けています。

それぞれのゾーンを人差し指と親指で挟んで、ゆっくりこすりながら「キュッ、キュッ、キュッ」と軽くひっぱります。

耳の上部にあたる「神門ゾーン」は、耳ひっぱりで中心となる「神門」があるゾーンです。
ここを刺激することで自律神経が整い、心身の健康増進に役立ちます。

また、脳をニュートラルにして心のブロックをはずし、潜在能力を発揮しやすくなると言われています。本来自分が持っている能力にスイッチを入れるゾーンです。

耳の真ん中「肩首ゾーン」は、首や肩に対応するゾーン。
このゾーンを刺激すると首から方への血流が良くなり、ひいては全身の血流が良くなります。

耳の下・耳たぶ「頭ゾーン」への刺激は、脳の血流を促します。
頭部には感覚器官が集中していますので、「頭ゾーン」を刺激することで視力が上がる、耳の聞こえがよくなる、味覚が敏感になる、嗅覚が鋭くなるなどの変化が起こります。



具体的なやり方はエンターメディケーション『神門堂shinmondo』公式サイト内で動画付きで紹介されています。
https://www.shinmondo.com/menu-detail/10



いかがでしたか?耳ひっぱり「神門メソッド」は、専門知識がなくても気づいた時にいつでもどこでも手軽にできる方法なので、「ちょっと疲れたなぁ」「気分をスッキリさせたい!」と思ったら、ぜひ実践してみてくださいね。



高橋果内子さんプロフィール

一般社団法人地域復興美と笑顔を繋ぐ会 代表理事。
自分で試して本当におすすめできるコスメやスパを世の中に紹介する“ビューティハンター”として活動する美容家。
美容好きが高じて20個以上の美容関連の資格を保有。
その知識を活かしてWEBメディアにて多数の連載を担当し、これまでの執筆コラム数は1,000本以上。
毎月11日(東日本大震災の月命日)には美容家仲間たちと一緒に「あなたの学びがボランティア」をコンセプトとした美容レッスンを開催中。
https://www.facebook.com/bitoegao/

関連記事一覧