キレイな歯を維持したい! 気になる大人のデンタルケア事情をチェック
しかし、年齢を重ねることによって、歯に関するさまざまな悩みが浮上してくるもの。
そこで今回は、その中でも特に耳にすることが多い、①きばみ・くすみ、②くいしばり・歯ぎしり、③歯周病の3つにフィーチャーし、それぞれの要因や対処法についてご紹介してきます。
【悩み①】きばみ・くすみ
まずは、ホワイトニング効果が期待できる歯磨き粉で、やさしく丁寧にブラッシングを!
ただし、粒子の荒い研磨剤が入っているタイプは、強くこすると歯の表面を傷つけてしまい、かえって逆効果になることもあるため要注意。
使用する前に、配合成分や注意書きをよく読みましょう。
また、加齢などの内的要因の場合は、自宅で行えるホームホワイトニングがおすすめ。
薬剤とマウスピースを歯科医に処方してもらったら、これを自宅で定期的に装着するだけです。
自分の好きなタイミングでお手入れができるので、忙しい方でも比較的手軽にケアできるはず。
それ以上の効果を期待するなら、やはり歯科医院へ行って相談するのが◎。
LEDやレーザー・セラミックなどで行う施術によって見違えるような美しさをもたらしてくれます。
仕上がりや料金は多岐にわたるので、興味がある方はかかりつけ医にご相談してみてはいかがでしょうか。
【悩み②】くいしばり・歯ぎしり
心当たりがある方は、くいしばりや歯ぎしりが関係しているかもしれません。
放っておくと、歯が変形するだけでなく、顔が大きく見えてしまうことも。
これらが生じる要因は様々ですが、ストレスが大きく影響しているとも言われています。
ストレスを感じると無意識に筋肉が緊張し、その結果くいしばり・歯ぎしりを起こしてしまうのだそう。
日ごろから、ストレッチなどで首や肩・腰の筋肉の緊張をリリースすることが大切です。
これでも状態が変わらない場合には、歯科医師に相談してマウスピース(ナイトガード)を作成してもらうのもよいでしょう。
マウスピースをはめることで、くいしばり・歯ぎしり中の力を歯列全体に分散し、歯への負担を減らすことができます。
それ以外では、ボトックス注射も効果的!
顎のかみ合わせ部分の咬筋にボトックスを注射すると顎の筋肉を緩めることができ、症状を緩和できます。
小顔効果も期待できるという嬉しいオマケも♪
【悩み③】歯周病
自覚症状がないまま緩やかに悪化していく歯周病には「歯肉炎(歯肉の炎症)」と「歯周炎(歯がグラグラする症状)」の2つのタイプがあります。
歯周病の主な要因は、プラーク(歯垢)。
これは生きた細菌のかたまりで、歯と歯茎の隙間(いわゆる歯周ポケット)にたまると歯茎に炎症が起きて、やがて歯が抜けることもあります。
一度歯周病になると自分では対処できないため通院して治療する必要がありますが、毎日のブラッシングで予防することは可能です。
1日に2〜3回、磨き残しのないよう隅々までブラッシングを行うのはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロス・マウスウォッシュなどによるケアもあわせて行うと、より効果的。
きちんと磨けているか自信がない方は、歯科医院で正しいブラッシングのやり方を教わったり、定期検診を受けたりすることをおすすめします。
正しい対処法を知ってデンタルケアに取り組もう!
まずは日々の積み重ねであるセルフケアを行って、それでも解決しない場合には歯科医師に相談をしてみましょう。