【毛髪診断士が直伝】髪のボリュームが出すぎて困っている…そんなお悩みを解決!自宅でできるデイリーケア

髪のボリュームが出てしまう原因とその対処法
●ビューティー&ヘルス

年齢を重ねるごとに髪のうねりやパサつき、髪が薄くなったなど髪に関するお悩みが増えるという方も多いと思いますが、薄毛に悩む方がいる反面、もともと毛量が多くボリュームが出すぎて困っている…という方もいるのでは?
そこで今回は、髪のボリュームが出すぎて困っているという方に向けて、ボリュームが出てしまう原因とその対処法についてご紹介します。

髪のボリュームが出てしまう原因

髪のボリュームが出てしまう原因とその対処法

髪質は直毛・クセ毛、太い・細い、硬い・柔らかいなど個人差があり、状態は十人十色。また、髪質だけではなくボリュームが多い・少ないなどの毛量も個人差があります。毛量が少ないのも困りますが、多すぎてもスタイリングがしづらかったり、広がってパサついて見えたりすることで実年齢よりも老けて見られるなどのデメリットもあります。
髪のボリュームが出てしまうのは遺伝的・先天的に毛量が多いこともありますが、クセ毛で髪がうねっていて広がりやすい、髪が傷んでいることによって髪がパサつきまとまりが悪いなどが原因でボリュームがあるように見えてしまっているというケースもあります。
もともと毛量が多い方はヘアサロンで美容師さんに相談しながらヘアカットで毛量を上手に調整してもらうのが一番良いかと思いますが、クセ毛やパサつきなどが原因の場合は自宅でできるセルフケアを取り入れて上手にボリュームコントロールしましょう。

髪の乾燥はボリュームの大敵!乾燥しがちなら保湿重視のケアを

髪のボリュームが出てしまう原因とその対処法

クセ毛の方もパサつきが気になる方も、髪の乾燥は大敵です。しっかり保湿ができていればある程度髪を落ち着かせることは可能なので、今、シャンプーの後にコンディショナーで済ませている方は、コンディショナーよりも保湿力の高いヘアマスク・トリートメントを使って週に2~3回スペシャルケアをするようにしましょう。
この時、トリートメントは毛髪にだけ塗布するようにしてください。トリートメントが頭皮に残ってしまうとかゆみやかぶれなどの頭皮トラブルにつながってしまう可能性があるため、毛髪のみに塗布するようにしましょう。ただし、最近では頭皮ケアもできるトリートメントも販売されていますので、商品説明に「頭皮についてもOK」と説明があるタイプで選べば頭皮マッサージも行えて一石二鳥です。
トリートメントを使っても乾燥がおさまらない時はぜひ今使っているシャンプーも見直してみてください。最近発売されているシャンプーは低価格でも保湿力が高いことをうたっているものが増えていますので、シャンプーを見直すのもおすすめです。

クセ毛でボリュームが出てしまう方は、クセ毛用のシャンプーがおすすめ!

髪のボリュームが出てしまう原因とその対処法

クセ毛を根本的に治すことはセルフケアでは難しいですが、クセ毛用シャンプー&トリートメントを使用すればある程度うねりを軽減することができます。
クセ毛対策として「酸熱トリートメント」という髪質改善トリートメントがヘアサロン施術で注目されていますが、最近ではその酸熱トリートメントにも含まれている成分を配合したヘアケアアイテムなどがドラッグストアなどでも入手できるようになり、自宅でも手軽にサロンクオリティーに近い体験ができるようになりました。
私自身も10代の頃からクセ毛で悩んでいてこれまでストレートパーマをかけてみたり縮毛矯正をしてみたりいろいろと挑戦していますが、最近発売されているクセ毛用ヘアケアアイテムを使うようになってからは、デイリーケアでうねりが軽減してクセ毛と上手につき合えるようになりました。

洗髪後はすぐに髪を乾かす&ドライヤーの風は根元から当てる

髪のボリュームが出てしまう原因とその対処法

髪表面には「キューティクル」と呼ばれる魚のウロコのような形状をしている薄い細胞の層があり、キューティクルがあることで髪表面のツヤを出し、外部からの刺激から髪を守り髪内部にある水分などを逃がさないようにしてくれています。
洗髪後の濡れた髪は大事な役割をはたしているキューティクルが開いてしまっている状態なので、洗髪後はなるべく早く髪を乾かすようにしましょう。
ドライヤーを使って乾かす時のポイントは、やみくもに乾かすのではなく、最初は髪の根元部分に風を当てて根元部分をしっかり乾かすこと。こうすることで根元から髪が膨らんでしまうことを抑えることができます。
根元が乾いたら髪表面に風を当てるのですが、この時は髪のトップの部分から下に向けて風を当てるようにするとキューティクルのウロコ状の流れに逆らわずに乾かせるので、風は上から下に向けて当てることを意識しましょう。このやり方でもボリュームが出てしまう方は、ブラシで髪表面を少し押さえるようにして乾かすと良いです。
ここ数年、高価格帯&高機能ドライヤーがたくさんありますが、価格が高い分ヘアケア効果が高いので、予算に余裕がある方はぜひワンランク上のドライヤーを使ってみてください。すぐに効果を実感できると思いますよ。

クセ毛は個性!上手につき合って自分らしいヘアスタイルを目指そう

クセ毛やボリュームが多くて悩んでいる人も多いですが、ある調査によると日本人の7〜8割はクセ毛であるというデータもあります。一時、シャンプーのCMではつやつやストレートヘアのモデルさんが起用されることが多かったので「直毛の方で素敵」というイメージが強かった時期もありますが、パーマや縮毛矯正で髪質をコントロールし続けていると髪へのダメージが蓄積してしまう場合もあります。
これからは美容師さんに相談しながら自分に合ったヘアスタイルを見つけたり、デイリーケア方法を探りながらご自身の髪質と上手につき合って、ぜひ自分らしいヘアスタイルを目指してくださいね!

高橋果内子さん/美髪家・毛髪診断士
一般社団法人地域復興美と笑顔を繋ぐ会 代表理事。
自分で試して本当におすすめできるコスメやスパを世の中に紹介する“ビューティハンター”として活動する美容家。
美容好きが高じて20個以上の美容関連の資格を保有。
その知識を活かしてWEBメディアにて多数の連載を担当し、これまでの執筆コラム数は1,000本以上。
毎月11日(東日本大震災の月命日)には美容家仲間たちと一緒に「あなたの学びがボランティア」をコンセプトとした美容レッスンを開催中。
https://www.facebook.com/bitoegao/

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