ツヤツヤだけど実はトラブル肌?「ビニール肌」の原因や改善方法をご紹介!
一見するとツヤ感のある美しい肌なのに、実際はつっぱりやすかったり化粧のりも良くなかったり…。もしかしたらそれは「ビニール肌」かもしれません。今回は、放っておくと肌トラブルが起こりやすくなるとも言われているこのビニール肌について、原因や改善方法をご紹介します。
「ビニール肌」ってどんな肌?
まるでビニールを貼ったような肌であることから、この呼び名の付いた「ビニール肌」。
つるんとした美しい肌のようにも見えますが、実は角層が薄くなっており、決して“すこやかな肌”とは言えない状態なのです。
角層とは、外的な刺激から肌を守るバリア機能や、肌の水分を保持する保湿機能を持つ表皮のこと。
この角層が薄いと肌はダメージを受けやすくなるため、シミやシワ、ニキビなどのさまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。
では、具体的にどのような肌がビニール肌と言えるのでしょうか。
当てはまる数が多いほど、ビニール肌の可能性が高いかも?まずはセルフチェックで、ご自身の肌を振り返ってみてください。
- ・肌がつっぱりやすい
- ・皮脂が多いわけではないのに肌がツヤツヤしている
- ・肌に凹凸(キメ)が見られない
- ・肌が赤くなりやすい
- ・肌が乾燥しやすく、保湿をしてもしっとり感が感じられない
- ・化粧のりが悪い
- ・ニキビができやすい
- ・スキンケアやタオルなどに刺激を感じる
原因はスキンケアのやりすぎ?
ビニール肌の原因の多くは、過度なスキンケアによる強い刺激であると言えます。
こんな“やりすぎスキンケア”、思い当たるものはありませんか?
過度な角質・毛穴ケア
スクラブ入りの洗顔料やピーリングなどで過度に角質・毛穴のケアをすることで、肌に強い刺激を与えます。
洗浄力の高いクレンジング・洗顔料
ウォータープルーフのメイクを落とすことができるクレンジングや洗顔料は、非常に洗浄力が高いため、使い方や肌状態によっては刺激となることがあります。
摩擦による刺激
毎日のスキンケアやメイクでは、うっかり肌に摩擦を与えてしまっていることも。
こんなアクションは要注意です。
・洗顔の際にゴシゴシと肌をこする
・力強いパッティング
・洗顔後、タオルでこすりながら拭く
・マッサージや美顔ローラーを頻繁に行う
ビニール肌の改善方法
ビニール肌かも?と思ったら、まずはしっかりと肌を守ることが大切。十分な保湿と、できるだけ刺激を与えないスキンケアを心がけましょう。
1.十分な保湿ケア
ビニール肌の改善に不可欠なのが保湿です。保湿成分が多く含まれたアイテムを利用しながら、しっかりと保湿ケアをしていきましょう。保湿の際は刺激を与えないよう、ゆっくりとハンドプレスしながらやさしくうるおいを与えてあげてください。
2.角質・毛穴ケアは控える
肌の状態が落ち着くまでは、ピーリングなどのケアは控えましょう。マッサージや美顔ローラーなどの使用も慎重に。
3.紫外線対策を入念に
紫外線も肌にとっては大きな刺激になります。日焼け止めはもちろん、日傘やサングラスなどの入念な紫外線対策を心がけましょう。
4.メイクは最低限にとどめる
厚塗りのメイクは、クレンジングの際にどうしても肌に刺激を与えやすくなってしまいます。また、デリケートな肌にとってはメイクそのものが負担となってしまうこともあるため、メイクは最低限にとどめておくのが良いでしょう。
5.スキンケアアイテムを見直す
クレンジングや洗顔料など毎日使っているスキンケアアイテムで、ご自身の肌に合わないものがないかを見直すことも大切です。刺激が強すぎないか?使い方は適切か?なども確認してみましょう。
最後に
ビニール肌の予防も改善も、とにかく意識すべきは“刺激”ですね!
日々、肌へのやさしさを心がけながら、対策をしていきましょう。