マニキュアが断然長持ち?プロが教えるセルフネイル術|ビューティスペシャリストコラム

セルフネイル
●ビューティー&ヘルス

美容のスペシャリストたちが、さまざまなアプローチからキレイのヒントをリレー形式でお届け!
今回執筆を担当するのは美容コーディネーターの高橋果内子さんです。

洋服のイメージに合わせてネイルチェンジする人も増えていますが、頻繁にネイルチェンジするならぜひセルフネイルに挑戦してもらいたいです。ポリッシュ(マニキュア)だと持ちが悪い…と思っているかもしれませんが、きちんとステップを踏めば断然長持ちします。

これまでにさまざまな美容情報を発信してきた私ですが、実は元ネイリストでもあります。今回は元ネイリストの私がセルフネイルを長持ちさせる方法をご紹介します。

セルフネイルで一番重要なのは、ネイルケア(事前準備)

ネイルケア

「ネイルで爪先をキレイにする」と言うと、ポリッシュの塗り方にコツがあるのかな?と思う方も多いと思いますが、実はセルフネイルで一番重要なのは、ネイルケア(事前準備)です。プロにサロンでお願いした方が長持ちするのは、プロはしっかり事前準備してからポリッシュを塗っているからなんです。

このステップを取り入れることで断然持ちが良くなりますので、ネイルケア(事前準備)を手順を追ってやっていきましょう。

STEP1

最初は手指消毒。コロナ禍になってから消毒する機会が増えましたが、セルフネイルする前には必ず手洗い・エタノールなどでの手指消毒を行いましょう。時間に余裕がある時はエタノールを含ませたコットンで指先・爪のまわりもしっかり消毒します。

STEP2

次に、爪の形を整えます。爪切りを使って形を整える人もいますが、爪に衝撃を与え亀裂が入りやすくなるので、できればエメリーボード(木や紙の板に貼り付けられたやすり)で少しずつ丁寧に整えていきましょう

STEP3

その次は、コットンを巻いたウッドスティック(もしくはキューティクルプッシャー)で甘皮とルーススキンを押し上げて取り除きます。甘皮が柔らかい方が押し上げやすいので、38〜40度程度のお湯をはった容器に10分ほど指をつけてふやかします。わざわざ容器を用意するのが面倒であれば、甘皮ケアだけお風呂上がりに済ませておいてもOKです。

STEP4

爪まわりのケアが終わったらブラシや濡らしたコットンなどで爪のダストをはらいましょう。爪表面に粉や油分が残っているとポリッシュの密着度が悪くなりはがれやすくなるので、爪まわり・爪の裏側までしっかり拭き取るのを忘れずに。

ネイルケア(事前準備)をするのは面倒と感じる人もいるかもしれませんが、このステップを踏むことでセルフネイルが長持ちするだけでなく自分の爪自体もキレイになってきますので、しっかりネイルケアしてくださいね。

ベースコート&トップコートは必須アイテム

ネイルケア

セルフネイルをする人でベースコート&トップコートの存在を知らないと言う人はいないと思いますが、このステップも重要なので省かないようにしましょう。

ベースコートはポリッシュの発色を良くしたり、自爪へのダメージを防いでくれたりします。トップコートは塗ったポリッシュにツヤをプラスしてくれたり衝撃から守ってくれたりする役割もありますので、ベースコート&トップコートは省略しないように。
最近では速乾タイプのポリッシュやトップコートもあって便利です。

ポリッシュを塗る時は、はみ出てもOK!ふちまでしっかり塗る

ネイル

爪の端までキレイに塗ろうとするとかなり神経を使いますよね。はみ出すのを怖がって恐る恐るポリッシュのブラシを動かすよりも「はみ出してもいい!」というくらいブラシを大胆に動かした方がポリッシュにダマができずにキレイに塗れます。

もしはみ出てしまったら完全に乾く前にコットンを巻いたウッドスティックに除光液を染み込ませて指についたポリッシュを拭き取ればOK。丁寧になりすぎてノロノロ塗るよりも大胆にパパッと塗る方がキレイに仕上がりますよ。

ヨレが気になる時はラメ入りポリッシュを重ねて

ラメ入りネイル

ポリッシュを乾かしている間に気づいたら指紋がついたりヨレてしまったり…なんてこと、よくありますよね。ネイリストになる前は最初からやり直していたのですがそれはそれで大変。

プロとして仕事をするようになってからお客様から相談されるようになって「どうしたら簡単にカバーできるか?」を考えた結果、ラメが入ったクリアタイプのポリッシュを手元に一本用意しておくことをアドバイスするようになりました。

ラメが入っているポリッシュは重ね塗りするとヨレた部分がうまく補修できたり、イメージチェンジもできたりするので一石二鳥です。

ポリッシュが古くなっていないか、チェック

ポリッシュ

ポリッシュは何色も持っていると、なかなか減らないですよね。とは言え、開封してから何年も経過してしまうとポリッシュ液が劣化して硬化しにくくなるなんてことも。見た目では乾いているように見えても中が乾いていなかったなんてことにもなりかねないので、あまりにも古いものは使わず、ぜひ気になる新色をゲットしてください。

今回は、セルフネイルが長持ちする術についてご紹介しました。お料理などもそうですが何事も下準備が大切。いつまでもキレイな手元でいるためにも、ぜひネイルケアもしっかり行うようにしてくださいね!

高橋果内子さん プロフィール
一般社団法人地域復興美と笑顔を繋ぐ会 代表理事。
自分で試して本当におすすめできるコスメやスパを世の中に紹介する“ビューティハンター”として活動する美容家。
美容好きが高じて20個以上の美容関連の資格を保有。
その知識を活かしてWEBメディアにて多数の連載を担当し、これまでの執筆コラム数は1,000本以上。
毎月11日(東日本大震災の月命日)には美容家仲間たちと一緒に「あなたの学びがボランティア」をコンセプトとした美容レッスンを開催中。
https://www.facebook.com/bitoegao/

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