インナーケアで夏疲れをリセット!「マルチビタミン」サプリ活用術

フルーツを手に持った女性
●ビューティー&ヘルス

夏の暑さにぐったりしていませんか? 食欲も低下して、つい冷たい食べ物や飲み物を選んでしまうという人も少なくないはず。このような食生活は胃に負担がかかりやすいだけでなく、糖質過多や栄養の偏りなどが起こりやすいといわれています。

そこで役立つのが、栄養補助食品であるサプリメント。とくに体にとって必要なのに、体内ではほとんど合成できない栄養素・ビタミンを効率よく摂れる「マルチビタミン」は夏の強い味方です。

早速、「マルチビタミン」の効果や選び方のコツなどを紹介します!

そもそも「マルチビタミン」って何?

マルチビタミンサプリメント

人が生きていくために必要な五大栄養素のひとつがビタミン。エネルギーを生み出す栄養素である糖質、脂質、タンパク質の代謝をサポートし、健康な体を維持する働きがあります。よく見聞きするビタミンA、ビタミンCなどを含めると、ビタミンと呼ばれるものは全部で13種類あります。

「マルチビタミン」はこのようなビタミンを複数個、バランスよく摂取できるサプリメントです。多いものだと10種類以上のビタミンが配合されています。日々の食生活で不足しがちな栄養素を補えるので、野菜不足はもちろん、暑さで食が細くなりやすい時期などにも食事にプラスしたいですね。

「マルチビタミン」サプリメントの選び方は?

サプリメントを選ぶ女性

13種類あるビタミンは水溶性と脂溶性の2つに分けられます。

水溶性ビタミンは9種類あり、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンで、ビタミンC以外はまとめてビタミンB群と呼ばれることも。水に溶けやすく、尿として排出される成分なのでコンスタントに摂りたい成分です。

脂溶性ビタミンは4種類で、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK。「ビタミンDAKE(ビタミンだけ)」と語呂合わせすると覚えやすいです。過剰に摂取すると体内に蓄積され、過剰症となる可能性があるので注意を。

日々の食生活と照らし合わせて不足を感じている栄養素や、目的に特化した栄養素が含まれているものを上手に摂るようにしましょう。

夏疲れには?

猛暑が続き疲れが溜まりやすい夏。疲労の回復には、エネルギーの代謝を高め、疲労を解消するビタミンB群の摂取がおすすめです。ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンのすべてをまかなえるサプリメントが理想。とくにビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6は意識して摂りたい成分です。エナジードリンクにもよく含まれています。

  • 【ビタミンB1】肉体的な疲れが溜まったときに摂りたいビタミン。食欲不振、不安、集中力不足などのときにも。
  • 【ビタミンB2】ストレスを感じたときに摂りたいビタミン。肌荒れや口内炎の症状を抑える働きも期待できます。
  • 【ビタミンB6】ぐったり、倦怠感を感じているときに◎ 免疫機能を正常に保つ働きもあります。

野菜不足の解消には?

13種類あるビタミンが、まんべんなく配合されているものを選びましょう。また、一緒にミネラルも摂取できるとベター。汗をかいて失いやすいナトリウム、カリウムなどの補給は熱中症対策にも役立ちます。女性に慢性的に不足しやすいミネラルである鉄、亜鉛も配合されているとさらにいいでしょう。

エイジングケアには?

紫外線を浴びると活性酸素が発生し、シワやたるみなど老化の要因となります。そこで紫外線の強い季節は抗酸化作用の高い成分を積極的に摂り、活性酸素の除去を図りたいところ。代表的なのはビタミンC、ビタミンE、ビタミンAです。ビタミンCは高い抗酸化力に加えて、コラーゲン合成のサポート、免疫力のアップ、鉄分の吸収を高めるのにも有効です。ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで抗酸化力を相乗的に高め、また疲労物質の排出を促す作用も行ないます。ビタミンAには、皮膚や粘膜を健康に保つ働きも。

サプリメントを習慣にするコツ

サプリメントを飲む女性

「マルチビタミン」は健康な体を維持するのに欠かせない成分を含んでいるので、継続して摂取することが理想です。そのためには飲みやすい形状、コスパのよさも考慮して選びましょう。また、食品なのでアレルギーのある人は表示の確認も忘れずに。

飲み忘れたとしても薬ではないので気にすることはありません。飲むタイミングも基本的には自由ですが、起床後、朝食の後など、習慣化できるタイミングがいいでしょう。

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