エイジングサインを引き起こす要因? 肌の酸化を防ぐためにできる生活習慣とは

サラダを食べる女性
●ビューティー&ヘルス

シミやシワなど、肌の老化を加速させてしまうという活性酸素。肌のみならず、身体へも影響しますが、日常生活で気をつけることで活性酸素の増加を抑えることができます。

今回は、活性酸素が私たちに与える影響やすぐに実践できる対策をご紹介します!

活性酸素は悪者ではない! 身体に必要なもの

活性酵素とは

そもそも活性酸素とは、呼吸によって取り込んだ酸素の一部が、他の分子と結びついて高い酸化作用をもつ状態のことです。この活性酸素が必要以上に増えてしまうと、私たちの細胞を傷つけ、さまざまなトラブルを引き起こすことがあります。

活性酸素は紫外線や大気汚染、強いストレスや不規則な生活習慣などが要因と言われています。場合によっては、がんや生活習慣病などの病気につながることも。

一方で、免疫を担う白血球から作られる活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能としての働きがあり、完全な悪役ではありません。大切なのは増やしすぎないことです。

酸化が肌のエイジングサインの要因に

鏡を見る女性

活性酸素は肌の弾力やツヤを作るコラーゲンやエラスチンにくっつき、酸化させてしまいます。これが、シワやたるみの要因です。また、酸化した肌細胞はメラニン色素を作りやすくなり、いつの間にかシミが増えてしまうといったことも。

加えて、肌が酸化するとターンオーバーのサイクルが乱れ、バリア機能も低下。くすみやゴワつき、毛穴づまりなどを引き起こします。

活性酸素の増加を防ぐにはどうしたら良いの?

増えすぎると肌にも身体にも影響を与える活性酸素。では、その増加を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか? ここからは日常生活でできる対策をご紹介します。

紫外線対策は必須

日傘をさす女性

活性酸素は、紫外線を浴び続けることで発生しやすくなります。くもりや雨の日も油断せず、夏以外も日焼け止めを使いましょう。このとき、こまめに塗り直すのがベストです。外出する際に、つばのある帽子や日傘を取り入れるのも◎ 夏は熱中症対策にもなりますよ。

身体の喜ぶ生活習慣を意識して

ウォーキングをする女性

喫煙によって身体に有害な物質が取り込まれると、酸化の要因になるといわれています。また、過度の精神的なストレスも活性酸素の生産を促す要因になります。趣味に没頭して日常を忘れたり、深呼吸しながらゆっくりストレッチしたりと、リフレッシュ方法を見つけてこまめにストレスを発散させましょう。

ちなみに、激しい運動は活性酸素の発生を促す作用があります。ウォーキングなど、適度な運動がおすすめですよ。

抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂る

野菜とフルーツ

毎日の食事で、抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂りましょう! ビタミンA(=βカロテン)やビタミンC、ビタミンEは「抗酸化ビタミン」と呼ばれていて、優れた抗酸化力を持ちます。

ビタミンAは、主に緑黄色野菜に含まれます。代表的なのはニンジン、トマトやかぼちゃなどです。ビタミンCは果物に多く、キウイフルーツやイチゴなどに多く含まれています。ビタミンEを含む代表的な食品は、大豆やナッツ類などです。

また、ポリフェノールは抗酸化作用が高いので、ブルーベリーや赤ワインもおすすめです。ただしアルコールの過剰摂取は酸化につながるので、ほどほどにしておきましょう。カテキンも抗酸化作用の高い成分なので、飲み物を緑茶にするのも良いですよ。

生活習慣を見直してエイジレスな肌を目指そう

生活習慣を少し意識して改善するだけで、活性酸素の増加を防げます! いきいきとした肌と健康な身体を目指して、酸化防止ケアをはじめてみませんか?

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