今度こそ繰り返さない! 大人ニキビの要因と予防対策について

●スキンケア
近年、マスクの着用が必須になったことで、ニキビと久しく縁がなかった方まで悩まされているのだとか。

それを背景に、マスクとニキビの要因であるアクネ菌を掛け合わせた「マスクネ」という造語まで生まれたほどです。

しかし、大人になってニキビができるとなかなか治りにくいため、普段のお手入れから予防をしておきたいもの。

そこで今回は、ニキビができる要因や防ぐ予防対策などについてご紹介していきます。


ニキビはどうしてできるの? 若いころのニキビとの違いは?

ニキビのできる過程
ニキビには大きく分けて、思春期ニキビと大人ニキビがあります。

思春期ニキビは、過剰な皮脂×アクネ菌の増殖によるもので、皮脂量の多い額やTゾーン・髪の生え際などにできやすいのが特徴。

一方、大人ニキビは角質が蓄積することで毛穴がふさがり、その内側につまった過剰な皮脂×アクネ菌の増殖の組み合わせで起こり、口もとやフェイスラインに多く出現します。


大人ニキビができる理由はさまざま

大人ニキビができるのは先述の通り、主にターンオーバーが乱れて角質が蓄積されることに起因しています。

そして、このターンオーバーは、加齢だけでなく、ストレス・乾燥・食生活の乱れ…など、さまざまな要素が絡まって乱れがちに。

次のチェックリストに当てはまる項目が多い方は早めに予防対策を!

【大人ニキビの悪因チェックリスト】

☑肌が乾燥しがち
☑何度も洗顔してしまう
☑ストレスを感じている
☑睡眠不足
☑顔を触るクセがある
☑野菜不足を感じている


大人ニキビをつくらないための3つの対策

目を瞑る女性
大人ニキビは要因が複雑に絡まりあっていることが多いので、予防するにはスキンケアはもちろんのこと生活習慣や食生活の見直しもマスト

ニキビを防ぐライフスタイルにチェンジして、すこやかな肌を手に入れましょう。


①スキンケア

ニキビをできにくくするためには、日ごろからゴマージュやピーリング化粧品による角質ケアを週に1~2回お手入れに取り入れて。

肌のターンオーバーも整って、肌の透明感も高まりますよ。

また、ニキビができやすい人は肌タイプに合った洗顔料で丁寧に洗い、清潔な状態をキープするようにしましょう。

皮脂分泌が多い髪の生え際やTゾーンなどは特に念入りに。

また、洗い残しがないようしっかりすすぐのも重要なポイントです。


②生活習慣

ストレスや睡眠不足は、ターンオーバーを乱すだけでなく皮脂分泌を促すことにもつながります。

普段から趣味を楽しむ、運動をするなど自分に合った方法でストレスを解放するとともに、湯船に浸かり体を休めてから床につくなど睡眠の質を上げることも心掛けて。

また、普段から顔を触るクセがある方は要注意です。知らず知らずのうちに触って悪化させている可能性が。


③食生活

香辛料・カフェインといった刺激物や、脂肪分の多い生クリーム・チョコレートなども皮脂の分泌を促すため、日ごろからよく食べているという方は少し控えるのがベター。

逆に、ビタミンB2・B6は皮脂分泌をコントロールし、免疫力アップに効果的。

体内で、ターンオーバーを促すレチノールに変換されるβカロテン(ビタミンA)や、酸化を防ぐビタミンC・Eもぜひ摂取しておきたい成分です。

食事で摂るのが難しという方はサプリを活用しても。


それでもニキビができてしまったら…状態に合わせたお手入れを!

ニキビの種類
ニキビには4タイプあり、見た目の色や大きさで判別します。

それぞれのニキビの段階に合わせたお手入れをすることで悪化を防げるだけでなく、跡が残りにくくなるというメリットも。

■白ニキビ:ピーリング洗顔で肌を清潔に

肌表面がブツブツと盛り上がっている白ニキビは、炎症を起こしていないので痛みはありません。

ピーリング効果のある洗顔料で不要な角質をやさしく取り除き、毛穴の風通しをよくしましょう

乾燥が気になる方は、ニキビ部分にだけ使用してもOK!

■黒ニキビ:ビタミンC入り化粧品をプラス

皮脂が酸化すると白ニキビから黒ニキビになりますが、こちらも炎症を起こしていないので痛みはありません。

白ニキビと同じくピーリング効果のある洗顔料に加えて、抗酸化作用のあるビタミンCを配合した化粧品もプラスして

毛穴引き締め作用もあるのでニキビ跡のケアにも◎。

■赤ニキビ:とにかく刺激を与えない

炎症を起すと、痛みを伴う赤ニキビになります。この状態のときは、刺激を与えないことが必要不可欠

また、赤二キビができている間はなるべくメイクを控えるのがおすすめ。

クレンジングが省略できるので、肌への負担も軽減されます。

炎症がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。

■黄ニキビ:跡を残さないケアを

膿がたまっている黄ニキビには、赤ニキビと同じケアを。

炎症が収まった後、浅い凹みが気になる方はレチノール入りやピーリング化粧品を、色素沈着が気になる方は美白化粧品をお手入れに投入しましょう。

クレーター状のニキビ跡が気になる方は、美容医療に相談することをおすすめします。



ニキビをつくらない、悪化させない!

それをかなえるには、肌はもちろん自分自身をいたわることがマスト。

できることから少しずつ見直して、輝く肌を手に入れましょう。


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