【種類別に解説!】シミのタイプを知って効果的にケアしよう

●スキンケア

紫外線が強まる時季は特に、シミのケアに力を入れているという方も多いと思います。
でも、実はシミには様々な種類があり、対策も異なるのをご存知でしょうか?

今回は、それぞれの特徴と効果的なお手入れについて詳しくお届けします!

シミができる基本的なメカニズム

シミができる基本的なメカニズム

肌が紫外線や摩擦などの刺激を受けると、メラニン色素が生成されます。
通常であれば、メラニン色素は細胞が入れ替わるターンオーバーによって自然と排出されていきますが、様々な要因によってそのまま皮膚に蓄積されてしまうことも。これが結果としてシミとなってしまうのです。

しかし、シミと一口に言っても、実はいくつかの種類があるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、美白化粧品を用いることで効果が期待できる3つのシミをフィーチャーし、その要因&対策方法をご紹介していきます。

老人性色素斑(日光性黒子)

老人性色素斑(日光性黒子)とは

シミの中で一番多いのが老人性色素斑。
日光性黒子とも呼ばれ、主に紫外線が要因と言われています。
30代以降に増えやすく、薄い茶褐色から濃い茶色まで多岐にわたり、境界線がはっきりしているのが特徴。
大きさも様々で、紫外線が当たりやすい顔・手・腕・背中の上部などによく見られます。

対策:紫外線を防ぐケアを徹底

老人性色素斑を防ぐには、日々のUVケアが大きなポイントとなります。
こまめに日焼け止めを塗るのはもちろん、日傘・帽子・衣類などを活用して紫外線をガードしましょう。
食事でビタミンCや L-システイン 、抗酸化作用が期待できる食材を取り入れるのもおすすめです。

肝斑

肝斑とは

肝斑は頬骨に沿って左右対称にできるシミです。
輪郭がはっきりせず、もやもやとした形状をしています。
30~40代くらいの女性に多く、高齢者にはほとんど見られません
妊娠やストレスなどからくるホルモンバランスの乱れが関係していると言われています。

対策:ストレスを溜め込まず上手に発散

閉経後しばらくすると気にならなくなるとも言われていますが、美白化粧品とあわせてトラネキサム酸の内服液を取り入れると◎。
さらに、ホルモンバランスを整える生活習慣を意識し、十分な睡眠・バランスの取れた食事・適度な運動を心がけましょう。
ほかにも気分をリフレッシュできる方法を見つけ、ストレスを溜め込まないことが大切です。

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着とは

ニキビ・かぶれ・虫刺されなど、肌に炎症が起きるとメラニン色素が生成されます。
赤みが引いたあと、メラニン色素が排出されず肌に残ってしまったものが炎症性色素沈着です。
年齢・性別・部位に関わらず現れますが、日本人の肌は特に目立ちやすいと言われています。

対策:炎症を起こした部分への刺激を避けて

炎症性色素沈着は時間とともに薄くなっていく場合が多いのですが、紫外線の影響で濃くなったり、消えづらくなったりするケースもあります。
炎症が起きた部分を保護するなどUVケアを取り入れ、摩擦などの刺激を避けるようにしましょう。

以上の3つのシミは、美白ケアによって発生や進行をある程度抑えることができるので、当てはまる方は毎日のお手入れにぜひ美白アイテムを加えてみてください。

シミにはほかにもこのような種類があります

脂漏性角化症

30代以降、加齢とともに増えやすいイボの一種で、全身どこにでもできます。
表面がザラザラしており、こするとかさぶたのようにポロポロと取れるのが特徴です。

雀卵斑

鼻回りを中心に小さな斑点が現れる、いわゆる“そばかす”のことです。
遺伝的な要因が大きいと言われており、幼少期から思春期にかけてピークを迎え、それ以降は薄くなる傾向にあります。

花弁状色素斑

強い日差しを受けたあと、メラニンの過剰生成によってできると言われているシミ。
肩から背中にかけて現れやすく、花びらや金平糖のような形をしています。
これらは、美白化粧品だけだと効果を感じにくいため、気になる方はレーザー治療などを行っているクリニックに相談してみましょう。

シミのタイプをチェックして適切なケアを

どのタイプのシミも、保湿やUVケアなどで肌のターンオーバーを整えて、すこやかな状態を保つことが大切です。
さらにそれぞれの種類にあったお手入れを取り入れることで、より理想的な肌にアプローチできるはず。
ぜひご自身の肌を今一度チェックしてみてください!

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