気になる口臭の悩み。その要因と対策方法とは?

●ビューティー&ヘルス
マスク生活が定常化する中、今までよりも口臭口内の乾燥が気になるようになったという方も少なくないのでは?

実際に、株式会社madoka worksが全国の30代~50代の女性を対象に「マスクをつけている時に自分の口臭が気になったことはありますか?」というアンケートを実施したところ、何と6割以上の方が「ある」と回答したそうです。


出典:PRtimes

今回は、そんな悩める口臭の要因と、その対策方法についてご紹介します。

口臭の主な要因

そもそもなぜ口臭が発生するのでしょうか? 要因としては主に以下の5つが挙げられます。


①生理的口臭

セルフケアで対処可能な、健康な人でも起こる口臭のこと。

起床時や空腹時、緊張時などにおいて唾液の量が減少することで発生しやすくなります。

また、女性の場合は生理によるホルモンバランスの乱れによってニオイが強くなることも。

②飲食物・嗜好品摂取による口臭

飲食をすると、栄養とともに口臭の元となる成分が胃の中で消化され、体内を巡って呼気として吐き出されます。

そのため、ニンニクなどニオイの強い食事のあとはもちろん、飲酒や喫煙のあとは一時的に口臭が強くなる傾向があります。

③口内のトラブルによる口臭

歯周病や虫歯、歯垢、舌苔(舌に付着する細菌のかたまり)、義歯の汚れなども口臭の主な要因。

口内の細菌が増えて、ニオイを発生させやすくなります。

④身体の不調による口臭

鼻や喉、胃腸などといった身体の不調が口臭に繋がることもあります。

甘酸っぱいニオイやカビ臭など、普段と違った口臭がある場合はこの要因が考えられます。

⑤心的要因による口臭

強いストレスを感じることも唾液の分泌量が低下に繋がるので、口臭を引き起こすファクターのひとつになります。

また、自分自身で強いニオイがあると思い込んでしまっているケースも見られます。

以上の5点が主な要因ですが、実はニオイの元が口からではなくマスクにあるという場合も!

喋ったり、くしゃみや咳をしたりすると、呼気に含まれる細菌がマスクに付着。

長時間そのままにしておくと、高温多湿なマスク内で細菌が増殖してニオイを発生させることがあります。


効果的な口臭対策方法とは?

様々な要因で発生する口臭。

ここからは、その対策方法をご紹介します。

①唾液の分泌を増やす

唾液には、口内を洗浄や細菌の増殖の抑制、口の中の粘膜の保護などの役割があります。

そのため、口内環境を健全に保って口臭を防ぐには、唾液腺から分泌される唾液の量を増すことがポイントです。

唾液腺は口をしっかり動かすことで刺激されるので、食べ物をよく噛んで食べる、人との会話を積極的に行うといった方法が効果的。

ガムを噛んだりマッサージを取り入れたりするのもよいでしょう。

また、ストレスは唾液を減らす要因になるため、軽い運動でリフレッシュしたり、十分な睡眠で疲れを取ったりすることも◎。

②口内を清潔に保つ

歯磨きや舌磨きをしっかり行って、口内を健全に保つことも欠かせません。

必要に応じて、マウススプレーやマウスウォッシュなどを取り入れるのもおすすめです。

③胃腸の調子を整える

口臭のもととなる舌苔は、胃腸の調子が悪くなると増加する傾向あります。

そのため、規則正しい食生活を心掛けつつ、腸内環境を整えるヨーグルトなどの乳酸菌食品や海藻類を意識的に摂取するとよいでしょう。

④マスクをこまめに変える

マスクに要因があると考えられる場合は、こまめに変えて清潔な状態を保っておくようにしましょう。

それに加えて、抗菌性の高いタイプや消臭・香りつきタイプなどに変えてみるのも一手。

最近では、マスク用の除菌スプレーもあるので、そういったものを試してみるのもおすすめです。

口内のトラブルだけでなく、身体のコンディションも要因となる口臭は、不調を知らせる一種のサインと言えるのかもしれません。

毎日のオーラルケアはもちろん、規則正しい生活と適度な運動を心掛けて、クリアな息をキープしましょう!

また、口内のトラブルはもちろん、ストレスや体内の不調が要因の場合は、専門医に相談してみましょう。


関連記事一覧