おさえておきたい3大保湿成分「セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン」を徹底解説!
保湿成分としておなじみの「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」。ひと言で保湿といっても、それぞれの仕組みや肌内部での役割は異なります。今回は、これら代表的な3大保湿成分を詳しく解説!それぞれの特長を正しく理解して、美肌力に磨きをかけましょう。
皮膚の構造と3大保湿成分について
「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」は、様々な製品に配合されている人気の保湿成分ですが、実は3つとも肌内部に存在し、ハリやうるおいを保つ働きを担っています。
皮膚は大きく分けて表皮・真皮・皮下組織の3層構造。皮膚の最も外側にある表皮は、水分保持やバリア機能、ターンオーバーの役割を持っており、セラミドは表皮の中でも一番外側の角層内に存在しています。
そして、主に真皮にあり、線維芽細胞から生み出されているのがヒアルロン酸やコラーゲン。2つの成分が密接にかかわり、肌のハリや弾力、皮膚のしなやかさをキープしています。
3大保湿成分それぞれの役割をチェック

それでは、それぞれの成分の役割をもう少し詳しく見ていきましょう。化粧品を選ぶときに気になる、タイプの違いについても合わせて解説します。
セラミド
セラミドは角層内の細胞間脂質の主成分であり、角層内部の水分をしっかりと「挟み込んでとどめる」性質を持っています。これにより、バリア機能を高めて肌の水分蒸発を防ぎ、うるおい保持に役立ちます。
さらに化粧品に配合されるものには、天然セラミド・ヒト型セラミド・植物性セラミド・疑似セラミドの4種類が存在しています。
天然セラミドは哺乳類由来のセラミドで皮膚への浸透性がよく、高い保湿効果が期待できます。
ヒト型セラミドは人の肌内部のセラミドに似せて酵母などから作られたもので、保湿効果や浸透力の高さが特長です。
植物性セラミドはその名の通り植物由来で米ぬかなどから抽出され、肌にやさしく保湿力が期待できます。
疑似セラミドはセラミドに似せて人工的に作られたもので、安価な点が特長です。
ヒアルロン酸
真皮を中心に存在し、水分をたっぷりと「抱え込む」性質で細胞間のクッションのような役割を果たすヒアルロン酸。その保水力は、1gで約6Lもの水を抱え込むほどです。コラーゲン繊維の隙間を埋めることで肌の土台を強化してうるおい・弾力キープに役立ちますが、年齢とともにその量は減少してしまいます。
また化粧品成分のヒアルロン酸は高分子と低分子の2タイプに分けられ、高分子ヒアルロン酸は肌表面で水分を抱え込み、角層内部の水分蒸発を防ぐ効果があります。低分子ヒアルロン酸は粒子を人工的に小さくしたもので、浸透力が高く肌内部からのうるおいをサポートします。
コラーゲン
真皮の約70%を占めるコラーゲンは丈夫なタンパク質からできており、肌のハリ・弾力を支えています。分子が大きい水溶性コラーゲンは肌表面の保湿効果に優れ、分子の小さい加水分解コラーゲンは、角層内部に浸透し水分を保つほか、コラーゲン生成を促すスイッチとなり、肌のハリを高めるものもあります。
また、肌に存在するコラーゲンは加齢によって量と質が低下するため、外側からのケアと内側からのケアを組み合わせることが効果的。今あるコラーゲンの質を高め、未来のためにコツコツと蓄える「コラーゲンバンキング」の習慣が、何年先もゆるぎない美肌へと導きます。
肌悩み別に保湿成分を使い分け

3代保湿成分の性質を理解したら、肌悩みタイプ別に成分を使い分け!目的にあわせた保湿成分をチョイスしましょう。
ゆらぎや赤みが気になる肌に
乾燥によるかゆみや赤み、秋冬のゆらぎがちな敏感肌には、肌の基礎力を高める「セラミド」がおすすめ。
うるおいを保持してバリア機能をサポートするセラミドを取り入れ、外的刺激から肌を守り、しなやかな肌を目指しましょう。
カサつきや乾燥小ジワが気になる肌に
カサつき、ゴワつき、乾燥による小ジワが目立つ肌には、とにかくうるおいアップに効果的な「ヒアルロン酸」がおすすめ。たっぷりの水分を抱え込むヒアルロン酸の特性を活かし、ふっくらとうるおいに満ちた肌を取り戻しましょう。
たるみ・ハリのなさが気になる肌に
ハリや弾力不足、乾燥によるたるみ印象が気になる肌には、エイジングケアに必須の「コラーゲン」がおすすめ。肌の土台を支えるコラーゲンを補い、いきいきと弾む肌を目指しましょう。インナーケアでは、コラーゲン生成をサポートするビタミンCや鉄も一緒に摂るのが◎。
最も効果的な保湿のステップは、肌の土台となるバリア機能をセラミドで整え、ヒアルロン酸によってたっぷりの水分で満たし、コラーゲンで肌表面にハリや弾力を与えるというサイクルを回すこと。化粧水・美容液・クリームなどそれぞれの役割を引き出す保湿のアイテムを重ねることで、様々な悩みに対応し、理想の肌に近づきます。
3大保湿成分を活用したスキンケアで、健やかなうるおい美肌に
美肌キープの最大のポイントは保湿。成分の特長を活かしたスキンケアを取り入れることで、一歩進んだ保湿ケアが叶います。ゆらぎ対策にもエイジングケアにも効果的な保湿成分を味方につけて、健やかな肌を手に入れましょう。

