【プロ監修】「求心顔・遠心顔」の特長・魅力は?ヘアメイクアップアーティストに聞く、タイプ別のメイクポイント

SNSなどで見かける「求心顔・遠心顔」というワード。顔立ちのタイプを表すものですが、自分がどちらなのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「求心顔・遠心顔」の特長や魅力をおさらい。さらに、それぞれの顔立ちをより魅力的に演出するテクニックを、日頃からモデルや著名人のメイクを担当しているヘア&メイクアップアーティスト・meguさんにお伺いしました。
監修:meguさん(ヘアメイクアップアーティスト)
「求心顔・遠心顔」とは?
求心顔とは
求心顔は、目と目の間や、目と口の間などが狭く、顔のパーツが中心に寄っているのが特長。凹凸が際立って、ハッキリしている印象を与えます。
遠心顔とは
遠心顔は、顔のパーツが中心部から離れているのが特長。目や眉などの間隔が広く、優しく親しみやすい印象を与えます。
求心顔の魅力とメイクのポイントは?
パーツを強調しすぎないメイクがおすすめ!
求心顔の魅力は、知的で大人っぽく、クールにみえるところ。目の距離が近かったり、鼻が高かったりする方が多く、ひとつひとつのパーツがハッキリとして見えるので、それらを強調しすぎないメイクをすることがポイントです。
パーツ別・求心顔メイクの方法は?
アイメイクは外側にポイントを
アイシャドウやアイライナーは、目尻半分の方に色味を入れ、外側にポイントを置くとバランスを取りやすくなります。
目頭に濃い色を入れないこともポイントです!
アイシャドウの色選びをする際も、ナチュラルさを意識してみましょう。
シェーディングは薄めに
鼻筋のシェーディングは薄めに。濃く入れすぎると目の幅がさらに狭く見えることがあります。
また、こめかみ・輪郭・首のラインの下側にシェーディングを入れることで、自然な影が生まれて小顔な印象に!
目頭にハイライトをオン
目の幅が少し離れて見えるように、ハイライトは目頭にオン。顔の余白が気になる方は、頬の高い部分ではなく、へこんでいる部分に塗ると、バランスが取れて見えますよ。
ナチュラルカラーのリップが◎
求心顔の方はナチュラルなカラーのリップがおすすめ。派手すぎないメイクに仕上がります。
やってみて!プロのプラスワンテクニック
まつげを扇形のように流して塗ると、目の幅を広くみせることができますよ。
また、眉頭を少し離して描くことで、柔らかい雰囲気に。
遠心顔の魅力とメイクのポイントは?
顔の中心に向かってメイクを!
遠心顔の魅力は、優しく親しみやすい印象を与えるところです。顔の中心に向かってメイクすると、バランスが取りやすくなります。
パーツ別・遠心顔メイクの方法は?
アイメイクは目頭を意識して
遠心顔の方は、目と目の距離を近くするようなメイクを。少し濃いめのアイシャドウを、細めに目頭のキワまで塗ることで、ハッキリと仕上がります。
また、目頭にブラウン系のアイシャドウを塗ってホリを作ると、自然にくっきりとした顔立ちに。
まつげは根元からしっかり立ち上げるのがおすすめです。目頭のまつげにも、しっかりマスカラを塗りましょう。
シェーディング・ハイライトでメリハリを
シェーディングは、鼻筋やフェイスラインにしっかりのせてOK。
ハイライトは、眉間から鼻根に向かってスッと細く入れるとシャープな印象になります。
チークで顔全体のバランスを調整
チークは黒目の下あたりに薄く丸く乗せると、頬の位置が内側に寄って見え、立体感がアップします。
目元だけを強調するのではなく、チークも明るくすることで、顔全体のバランスが整いますよ。
リップをポイントにするとGOOD
リップは濃いめのカラーが◎。メイク全体を引き締める効果も狙えます。リップにポイントを置いたメイクも、とても可愛くておすすめです!
やってみて!プロのプラスワンテクニック
いわゆる“たぬき顔”といわれるような、優しい顔立ちの方が多い遠心顔。アイライナーをたれ目風ではなくまっすぐに引くと、キレイな印象になります。
大人世代ならではの「求心顔・遠心顔」メイクのコツは?
くすみカラー&繊細ラメで自然に仕上げて
大人世代の「求心顔・遠心顔」メイクは、やりすぎない&自然に見せることを意識するとよいでしょう。
アイライナーなどにグレージュやオレンジブラウンといったトレンドのくすみカラーを取り入れることで、垢抜けた仕上がりになります。
ハイライトは、ラメが大きすぎるものよりシマーなツヤのアイテムを選ぶと、大人の上品さを演出できますよ。
自分らしさを引き立てるメイクを楽しんで
顔立ちにあったメイクをすることで、自分らしさを活かしたままキレイ度がアップ!プロのヘアメイクアップアーティストのテクニックを、ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。
ヘアメイクアップアーティスト・megu
2009年、アシスタントを経てフリーランスとして独立。
雑誌、タレント、モデル、カタログ、CM、ブライダル、テレビ、メイク講師など、様々なジャンルでヘアメイクアップアーティストとして活動中。 2019年よりコスメブランド「LiKEY beauty」のクリエイティブディレクターに就任し、スキンケアブランドの監修も行う。