正しく使わないと逆効果?加湿器の使い方や美容のメリットも
秋冬の乾燥シーズンに欠かせない加湿器。せっかく使うなら、美容以外にも様々なメリットをもたらす効果的な活用方法をマスターしたいものです。意外と知らない事も多い、加湿器の正しい使い方をご紹介します。
空気の乾燥を防ぐだけじゃない!加湿器のメリット
暖房を使うことが多い秋冬は、部屋の空気も乾燥しています。加湿器で適度に湿度を上げることで、乾燥による様々なトラブルを防ぎ、美容にも健康にも嬉しい効果を感じられます。
■肌や髪の乾燥を防ぐ
肌のカサつきや小じわ、髪のパサつきなど、美容にとって秋冬の乾燥は大敵です。さらに、気温が低下することで血行も滞り、肌や髪のトラブルが加速しがち。
加湿器とエアコンを上手に使って室温と湿度をコントロールし、肌と髪の乾燥を防ぎます。
■静電気対策
気温が低く乾燥している状況で起こりやすい静電気。湿度をアップすることで、ふとした時にビリビリっと伝わる不快な静電気を抑えることができます。
■ウイルス予防
一般的に体調不良の要因とされるウイルスは、低温かつ低湿度の環境下で活性化するため、湿度を適切に保つことが重要です。鼻や口などの粘膜のうるおいを保ちバリア機能の低下を防ぐとともに、手洗いやうがいなどの習慣を徹底することで体調を整えましょう。
■体感的に温かいと感じる
同じ室温でも、湿度が低いと寒く感じ、高いと暖かく感じるもの。加湿器は適度に湿度を上げることで、体感温度がアップします。暖房をつけているのにどうしても寒い…という時は、加湿器を活用することで暖かく過ごすことができます。
美容に適切な湿度って?
暖房の影響で冬の室内湿度は20〜40%まで下がると言われていますが、秋冬の肌や髪に最適な湿度は50〜60%程度がベスト。
これ以上湿度が上がるとカビやダニが増えるリスクが高まるため、適度な湿度を維持しましょう。
加湿器の正しい使い方をおさらい!
ただ置いているだけでは、加湿器の実力を十分に発揮できているとはいえません。ここでは、意外と知らない方も多い、加湿器を設置するときのポイントや正しい使い方をご紹介します。
■できれば部屋の中央に配置
家電は目立たないよう部屋の隅に置きがちですが、加湿器はできれば部屋の中央に。窓の近くは結露となってカビや雑菌の繁殖を招く可能性もあるため、窓から少し離して置きます。換気扇付近や出入り口近くは空気の入れ替わりが激しいため避けましょう。
サーキュレーターを併用すると、より効率的に室内の湿度を上げることができます。
■エアコンの風が直接当たらない場所におく
加湿器にエアコンの乾燥した温風が直接当たると、湿度センサーが正常に働かずに加湿しすぎる可能性があります。
また、加湿器から出る蒸気はエアコンのセンサーにも影響を与えるので、エアコンの直下に置くことも避けましょう。
■加湿器の蒸気に直接当たらない
美顔器やスチーマーと違い、加湿器から放出された水蒸気やミストを直接浴びても保湿効果はありません。それどころか、かえって乾燥を招くことになるため加湿器の蒸気には直接当たらないようにしましょう。
■水道水を利用するのが正解
微量の塩素が含まれる水道水には雑菌の繁殖を抑える働きがあるため、水道水をそのまま使いましょう。ミネラルウォーターは水垢の原因になり、浄水器を通した水は塩素が除去されてしまうため、水道水と比べると雑菌が繁殖しやすくなります。また給水タンクにアロマオイルを入れると、故障の原因になるためNGです。
■1日1度は水を全て入れ替える
カビや雑菌の繁殖、水垢の恐れがあるため給水タンクの水は溜めたままにせず、毎日取り替えます。1日1度は水を全て入れ替え、タンクにぬめりがないかもチェックしましょう。
加湿器を正しく活用してキレイをキープ
美肌のためにも体調コントロールのためにも効果的な加湿器。正しい使い方でその実力を活かし、乾燥シーズンも心地よい部屋で快適に過ごしましょう。