ハイフ(HIFU)とは? たるみへの効果やおすすめの施術頻度など

美容医療の施術を受ける女性
●ビューティー&ヘルス

年齢とともに深刻化しやすいたるみやしわなどのお悩み。在宅の時間やマスクを着用する機会が増えた昨今は、人目を気にせずダウンタイムを過ごせることもあり、より気軽に美容医療を検討する人が増えているようです。

そんな美容医療の中でも、メスを使わずに光を当てるだけで肌のたるみにアプローチできるのがハイフ。知名度が高く、すでに注目している方も多いのではないでしょうか?

今回は、ハイフのメカニズムや効果について解説します!

たるみを根本ケア? ハイフのメカニズムとは

皮膚の構造イメージ

ハイフ(HIFU) とは、High Intensity Focused Ultrasoundの頭文字をとった略称で、密度焦点式超音波治療法のことを言います。元々は医療機器として開発された技術です。

虫眼鏡で太陽の光を一点に集めると、焦点部に熱が発生する実験がありますが、ハイフの原理もそれと同じ。

高い熱エネルギーの超音波を特殊レンズのような器具に通してピンポイントで照射することで、肌表面を傷つけずに狙った深さに超音波を当てます。刺激を受けた肌は外部のダメージから肌を守ろうと、コラーゲン繊維を活性化。この働きこそが、リフトアップを叶えるメカニズムです。

ハイフはどんな人に向いている施術?

カウンセリングを受ける女性

肌印象を若々しく保つために欠かせないのが、タンパク質のひとつであるコラーゲン。しかしコラーゲンは、紫外線ダメージによる光老化や加齢に伴う女性ホルモン分泌の低下によって、徐々に減っていきます。

その結果、皮下組織の下にありコラーゲンからできているSMAS筋膜が緩み、たるみやほうれい線となって現れてしまうのです。

ハイフでは、このSMAS筋膜まで超音波による熱エネルギーを当て、コラーゲンの生成を促すことができます。“切らないフェイスリフト”と言われているハイフですが、実は顔のたるみ以外に、小じわやほうれい線のケア、毛穴の目立ちを改善することもできます。

  • ・引き締まったフェイスラインを叶えたい
  • ・ほうれい線やマリオネットラインが気になる
  • ・小じわを目立たなくして若々しい印象を保ちたい
  • ・毛穴の目立ちや乾燥によるくすみをなくしたい

痛みやダウンタイムはあるの?

美容クリニックの施術マシン

一般的なハイフは、パワーによって肌の奥に熱感を感じるものの、我慢できないような痛みや刺激は少ないことがほとんど。照射時間が短いため、ダウンタイムも少なく、施術後すぐのメイクも可能です。(痛みやダウンタイムには個人差があります)麻酔を選択できるクリニックもあるので、事前にメニューを確認しておくのがおすすめです。

効果はどれくらい続くの? おすすめの頻度は?

美容クリニック

効果の持続には個人差がありますが、コラーゲンの産生がピークを迎える治療後3~6ヵ月の期間が目安です。

肌のターンオーバーとともにより効果を感じられるようになるため、施術直後よりも、1ヵ月過ぎたあたりからハリや弾力を実感できると言われています。

そのため、効果を持続させるには、3ヵ月に1度の施術が◎最低でも半年に1度施術を受けることで、継続的に効果を実感しやすくなります。コラーゲンの産出促進効果のピークを過ぎて減少してしまう前に次の施術を行うのがベストです。

お値段はどれくらい?

財布を持つ女性の手

お値段はクリニックによってさまざまですが、顔の一部分の場合は5〜10万円、顔全体の場合は10〜15万円が目安です。

別途カウンセリング料やアフターケア料などが発生する場合があるため、ハイフの施術を受ける前にクリニックで確認しましょう。

ハイフで気になるたるみやしわをメンテナンス!

たるみの根本的な原因に直接アプローチできるハイフ。興味のある方は、事前にクリニックでカウンセリングを受けて、自分に適しているかどうかを理解した上で検討してみてくださいね。

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